2018年1月16日 (火)

1月16日は禁酒法公布にちなんだ「禁酒の日」。禁酒法をかいくぐって生まれたビールとは。

今日、1月16日は禁酒の日。
1920年のこの日にアメリカで禁酒法が公布されたことにちなみ制定されたそうです。

ここでいう“酒”は飲料用のアルコール0.5%以上のもののこと。
当時のアメリカではアルコール0.5%未満のものは酒扱いではなということで、ビールに似た低アルコール飲料「near beer(ニアビール)」が沢山登場したそうです。

一方、日本ではアルコール1%未満のものが法律上ノンアルコールに分類されます。

そのためサンクトガーレンは一部の大手メーカーにしかビール造りが許されていなかった1993年、六本木で酒造免許の要らないアルコール1%未満のノンアルコールビールの醸造をしていました。(と並行して、アメリカでビール免許を取得)

日本でノンアルコールビールの市場が活発化したのはそれから10年後、飲酒運転が厳罰化した2003年のことでした。


※1992年4月1日、24時間限定でそのノンアルコールビールが復活。
http://www.sanktgallenbrewery.com/news/20120401.html

Photo

※現在、ノンアルコールビールの製造にはもろみの免許が必要です。

※ノンアルコールに分類されているものでも、完全なアルコール0.00000…∞ のものでない限りは、体質や飲む量によっては飲酒運転となる可能性があります。ご注意下さい。また未成年の方も飲用出来ません。

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2017年12月 1日 (金)

【12月1日は映画の日】タイタニック気分を味わえる、黒ビール「ポーター」

今日12月1日は「映画の日」。
1896年に神戸市に日本で初めて映画が一般公開されたのを記念した記念日です。

1997年の大ヒット映画といえば「タイタニック」。

タイタニックには少しだけサンクトガーレンに関係のあるシーンがあります。



1912年当時市場最大の豪華客船タイタニックの処女航海の船上で出会った、貧しい青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の令嬢ローズ(ケイト・ウィンスレット)。

身分や境遇を超えて魅かれあう2人。

そんな2人が三等船室で陽気な音楽とともに踊り、酒を飲むシーンがあります。

ここで飲まれているビールが、サンクトガーレンのレギュラー黒ビール「ポーター」スタイルのビールであるという説があります。

Brown

確かに、皆が飲んでいるビールは黒い色をしています。



ポーターはイギリス発祥のビール。

当時ロンドンで人気のあったブラウンエールは傷みやすく、すぐ酸っぱくなってしまうのが難点でした。

そのため、多くのパブでは少し痛んだブラウンエールにペールエールを混ぜて新しいビール「スリースレッド」としてお客さんに提供していました。

それをパブで混ぜてつくるのが面倒になり、工場でつくるようになったのがポーターのはじまりと言われています。

タイタニック号もイギリスからヨーロッパへと向けた航海でした。
イギリス発祥のポーターが積まれていたと考えても不思議ではありません。

もともとポーターは「エンタイア」と呼ばれていましたが、荷役運搬人(Porter/ポーター)が愛するビールとして「ポーター」と呼ばれるように。

映画の中では、ローズら上流階級の食事シーンでは「シャンパン」が登場。
三等客室シーンでは労働者に愛された「ポーター」が身分対比の象徴として使われたという話もあります。

ローズがポーターのグラスを掴んでガブ飲み。
それを見てびっくりするジャックに、「一等の娘は飲めないと思った?」というセリフが。

これは「私が飲めないとでも?」の意味ではなく、「庶民の酒は飲まないとでも思った?」というニュアンスが含まれているのかもしれません。

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※注:ダンスシーンでアイルランド音楽が使われていたことから、アイルランド発祥の黒ビール「スタウト」ではないか、という説もあります。

ポーターはスタウトの原型となったビール。
(サンクトガーレンではフレーバーのスタウト黒糖スイートスタウトスイートバニラスタウトを製造販売しています)

当時、石炭税がとても高かったアイルランドではロースト麦芽を大量に使ったポーターをつくると税金が高くなるため、アーサー・ギネスが麦芽化しない大麦「ローストバーレイ(焦がした麦)」を使ったポーターを考案。これがスタウトのはじまりです。

いずれにせよ、エール製法で造られた黒ビールが飲まれたことは確かなようです。

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▼感謝の黒ビールもポータースタイルのビールです。

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2017年11月14日 (火)

11月14日は“いいいし”の日。ビール造りに欠かせない石とは?

今日、11月14日は語呂合わせから11(いい)14(いし)の日。

ビールと石、関係ないようですが実はサンクトガーレンではビール造りに2つの石を使います。

これはその1つ、カーボネーションストーンを洗っているところ。
完成直前のビールに炭酸ガスを添加するときに使います。

工場にある もう1つの石はエアレーションストーン
こちらは、麦汁の発酵に必要な酸素を送り込むためのものです。

「あれ?酸素は酸化の原因になるからビールに大敵じゃないの?」と思った方、正解です。

完成“後”のビールにとって酸素は酸化の原因となるため大敵です。
でも完成“まで”の発酵の工程には酸素が不可欠です。

ちなみに添加する酸素は外気ではなく、病院などでも使われる滅菌済みのものです。

ストーンの表面にあいている無数の泡からCO2や酸素を液中に放出して溶け込ませます。
水槽のブクブクを想像してもらうと分かり易いかもしれませんね。

ちなみに“ストーン”と言いますが、両方セラミック製。
石じゃない…。

社長曰く「昔は本当に軽石のような石が使われていたんじゃないか」とのこと。
でも石だとすぐに欠けてしまうので、半永久的に使われるセラミックの素材に変わったのでは、と。
真偽のほどは定かではありません(あくまで社長の推測です)。


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