神奈川新聞 (5月3日 経済面)
デザート感覚のスイーツビール発売へ/サンクトガーレン
元祖地ビール屋を任じる「サンクトガーレン」(厚木市金田)は、デザート感覚のスイーツビール二種類を十五日から発売する。厚木に拠点を構えて今夏十周年を迎えるのを機に、新たなビール市場の開拓を狙って醸造した。
ともに黒ビールで、副原料に沖縄県・伊平屋島の黒糖を使った「黒糖スイートスタウト」と、アロマホップの代わりにバニラビーンズで香りをつけた「スイートバニラスタウト」。
「黒糖-」は、黒ビールをジャム状になるまで煮詰めると、黒糖に似た味がするのにヒントを得て開発した。泡までしっかり黒糖の味がついていて、さながら「飲む和菓子」といった風情。アルコール分は6・4%。希望小売価格は、三百三十ミリリットル瓶入り四百五十円(税込み)。
「スイート-」のベースの黒ビールは、甘めに仕上げ、チョコレートのような風味を出した。チョコとバニラの相性の良さは、原産地の中南米で古くから一緒に食されてきたことで証明済み。ただ、バニラはビールの副原料として認められていないので、「スイート-」は発泡酒に分類される。アルコール分、価格は「黒糖-」と同じ。
二種類とも、同社のホームページ(http://www.sanktGallenBrewery.com)で購入できる。高島屋(横浜、新宿)、マルイファミリー(海老名、溝口など)、県内・東京都内の酒販店などでも扱う。
同社は、日本で地ビールが解禁される前の一九九三年、米国サンフランシスコで創業し、製品を日本に逆輸入。それが、日本の市場の閉鎖性の「象徴」として米国で話題となった。日米摩擦を恐れた政府は翌年、ビール醸造免許の基準を年間二千キロリットルから六十キロリットルに引き下げ、小規模醸造所の開業を可能にした(地ビール解禁)。
同社は、その後も米国でビール醸造を続けていたが、九七年七月厚木に拠点を移し、国内市場に本格参入。以来、大手メーカーの手掛けない個性的なビールを醸造し、昨年九月の「インターナショナル ビア コンペティション」では、出展五十社中最多の五つのメダルを獲得するなど、高い評価を受けている。
同社の岩本伸久社長は「日本では大手メーカーのピルスナー(ビールの種類名)が市場を席巻しているが、世界には八十五種類ものビールがある。小規模醸造所の利点を生かして、ビールの多様な楽しみ方を提案し、新たな市場を開拓したい」と、決意を新たにしている。
神奈川新聞HP▼
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiimay30/
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ビール醸造終了。なんだかバタバタしてて続きを中継できませんでした(>_<)
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