横浜国立大学経営学部の「ベンチャーから学ぶマネジメント」という授業で講演をして来ました。
この授業は毎回大学外よりゲスト(起業家、経営者の方)を迎え、その方の実体験を基に起業や経営について学ぶ、という講座です。
そのゲストの方がまた豪華!
ピーチ・ジョンの野口美佳氏とか、OISIXの高島宏平氏とか。。。
そんな授業で、私がしゃべっていいんですか。。。
さらに追い打ちをかけたコーディネーターの方の一言。
「あ、最初に言っておきますが階段教室ですから。」
ひゃーー。
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前置きはこのくらいで、レジュメを以下簡単に。
■サンクトガーレンについて
・日本の地ビール解禁以前の1993年からアメリカで地ビールを生産
・日本の地ビール解禁の幕開けをつくる
・現在は神奈川県厚木市を拠点にスタッフ3人で運営
■地ビールの販路と市場の現状
・地ビールの販路は大きく分けて2つ
それぞれの道のライバル、障壁、市場の可能性
・どちらを目指すか?現状は?
一般の人と、より強烈な個性を求める地ビール愛飲家
溝は広がるばかり
⇒ そもそもサンクトガーレンがビールをはじめたきっかけは?
■溝を埋めるための試み
もっと広く一般の人にも地ビールに興味を持ってもらえるような商品を
バレンタイン限定チョコビール
「インペリアルチョコレートスタウト」
→2万本が1日半で完売
→本来想定していたシーン:女性が男性への贈り物として
→実際は? 横浜高島屋の売場に立って気がついたこと
■ビールの飲用シーンとターゲットの変化(データを基に)
■スイーツビール誕生
■新しいビール市場を創る
□地ビールの4つの壁
10年以上打ち破ることができなかった
→ 発想の転換 : 壁をよける
■スイーツビールの今後の展開
■学生の皆さんへ
小さな会社だからこその武器を活かした挑戦
・小まわりがきく
・冒険しやすい
・数字ありきではなく、アイデアありき
・万人受けするものを創る必要はない → 小さな市場のNo.1を
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最後に出席した生徒さん(約300人)のアンケートのコピーをもらったので、それを読んでみると【地ビールの4つの壁】の部分と、最後のメッセージ部分【小さな会社だからこそ】の部分が印象に残っている人が多かったようですね。
<アンケートより一部抜粋>
・「小さな会社でもできることがある」という言葉にリアルな説得力を感じた
・小さな会社と大きな会社の戦略の違いを比較しながらの話がわかりやすく、面白かった
・女性ならではの発想を武器にする、という部分に興味が湧いた
・問題点(地ビールの壁)を新しいものを生み出す発想に変えていくのが面白い
・スイーツビールを以前テレビで見たことがあり、今日話を聞いてさらに興味をもった
・クラフトビールにという言葉を初めて知り、興味を持った
・大きな会社ばかりが良いと思っていたが、小さな会社を見直した
・たった3人の会社でも、テレビや新聞に載ることができるのがすごい
また中には、サンクトガーレンはバイト先でお世話になっているので、面白かったという感想が!どこでバイトしている方だろう・・・。
ご拝聴頂いた皆様、ありがとうございました。
サンクトガーレン、そして私自身まだまだ発展途上ですが、少しでも皆さんに何かを感じてもらうことができたのなら嬉しいです。
アンケートはまだ全部読んでいませんが、1枚1枚が宝物です。
スランプに陥ったときに読み返します。
そして、こんな貴重な機会を与えて下さった横浜国立大学のI教授、コーディネートして下さったK先生、本当にありがとうございました!