「なんだ、発泡酒か」と言わないで
先ほどの日記に引き続き、チョコビールのバニラの方「スイートバニラスタウト」のお話。
残念なことに、先ほど紹介したバニラ(スパイスの1種に分類されます)、日本の酒税法ではビールの原料として認められていないんです。バニラの他、シナモンもクローブもスパイスはぜーんぶです。
日本の酒税法でビールの原料として認められているのは「麦芽、ホップ、米、とうもろこし、でんぷん等」。これ以外の原料を使うと、「発泡酒」となります。
だから、「スイートバニラスタウト」は、麦・麦芽100%であるにも関わらず「発泡酒」という表記になってしまいます。でも、麦・麦芽率は100%なので、税率はビールと同じなんです。
多くの方が想像する発泡酒は、麦芽率が低い→税率が低い→価格が安い、いわゆる“節税型発泡酒”だと思うのですが、麦芽率が高くても「発泡酒」と分類されてしまう場合があるのです。
だから「なーんだ、発泡酒か」なんて思わないでくださいね。
他に、果物も全てビールの原料としては認められていないので、フルーツビールも全て「発泡酒」表記になります。極端な話「プレミアムモルツ」にシナモン1粒・オレンジ果汁を1滴加えただけで、それはもう「発泡酒」「なんです。
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コメント
>まみ夜さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
そして、今日久々ブログを開きました。
確認が遅くなり本当にごめんなさい。
まず最初に1点。私は決して節税型発泡酒を卑下している訳ではありません。麦芽25%であんなにビールに近い味を出せるなんて、すごい技術力だと思いますし、私たちには決してマネできないだろうことで、本当にすごいと思います。
>一部のビールを持ち上げるために、一部のビールを卑下するコトは・・・
についてですが、彼らは「節税型発泡酒」を造ろうとして「節税型発泡酒」を造り、「発泡酒」というカテゴリーにいるのです。でも、私たちは麦・麦芽100%の「ビール」を造っているのに日本の酒税法上「発泡酒」というカテゴリーに分類されてしまうのです。だからそれを一緒にされてしまうことが私たちは納得いかないのです。
「なんだ発泡酒か」
「発泡酒なのに、なんでこんなに高いの?」
これは、誰が言わせたとかそういう話ではなく、私たちが実際に言われたことで、それを“事実”として書いています。(1人2人の話ではありません)
発泡酒の1番の価値はどこにあると思いますか?
それはあの手頃な価格ではないでしょうか?
発泡酒とビールが同じ価格になったら、消費者はどちらを選ぶと思いますか?
「ビール飲み放題」と書かれたお店で「発泡酒」が提供されて問題になるのはなぜでしょう?
「ビール飲み放題」と書かれたお店で「プレミアムビール」が提供されても問題にならないのはなぜでしょう?
それは、発泡酒<ビール<プレミアムビールという構図が日本に出来上がってしまっているからではないでしょうか。
だから、本来「プレミアムビール」と同じ麦・麦芽100%のビールが、発泡酒と同じカテゴリーに入れられてしまうのは、市場で戦う上で“不利”意外のなにものでもないのです。
本当にこの日記で言いたかったのは、節税型発泡酒に対する非難ではなく(そんなこと書くつもりもありせん)、麦芽率100%のビールと25%の節税型発泡酒が同じカテゴリーに入れられてしまうおかしさ。
ビールと同じ酒税を払っているのに「発泡酒」というカテゴリーで戦わなければいけない、苦悩です。
多くの地ビール会社、ベルギービール会社はこの困難と闘っています。私たちは、消費者にこの矛盾を知ったもらいたいと思っています。
だから、私たちのラベルには【この商品はプレミアムビールと同じく麦・麦芽100%ですが、スパイス(バニラ)を使用しするとビールと表記することができないので、発泡酒となっています。税率はビールと同じです】と表記しています。これは、日本の酒税法に対するささやかな抵抗なのです(笑)
投稿 みき | 2008年1月27日 (日) 16時56分
今回の解説、非常に気になりました。
失礼を承知で、気になった点を書かせていただきます。
解説は、「麦芽率が低い節税型発泡酒」を卑下しているように感じます。
「なんだ、発泡酒か」は、消費者が思っているのではなく、実は作り手側の「プレミアムビール以外」への卑下の気持の表れと、それとは違うという差別が、言わせているのではないでしょうか。
一部のビールを持ち上げるために、一部のビールを卑下するコトは、ビールというアルコール飲料のイメージを落とすのではないか、と危惧いたします。
突然の乱筆乱文、失礼いたしました。
投稿 まみ夜 | 2008年1月20日 (日) 00時44分