湘南ゴールド(果物)について②
12年の月日を経て完成した、見た目はレモンの個性派みかん
①からつづく
オリジナル品種開発の際に目をつけられたのが、神奈川県西部を中心に取れる「ゴールデンオレンジ(黄金柑)」です。ゴールデンオレンジは“1度食べたら忘れられない”と言われるほどの味を持ちながら、ピンポン玉くらいしかない果実の小ささがネックで、一般流通には向かないとされ、ひっそりと作られている“幻のみかん”と言われています。
「湘南ゴールド」はそのゴールデンオレンジに温州みかん(いわゆる普通のみかん)を掛け合わせ、ゴールデンオレンジの風味を引き継ぎながらも、果実の大きさを一回り大きく、食べやすい形へと改良されたものです。
皮はレモンのような色をしていて一見、酸っぱそうですが糖度は12%前後で甘み十分。そして何より、他の柑橘類を圧倒する華やかな香りが特徴です。そして、湘南ゴールドを「ビールに使いたい!」と思ったのも、この華やかな香りが決め手でした。ビール好きの方ならご存知だと思うのですが、サンクトガーレンの作るアメリカンスタイルの淡色ビールには「カスケード」というアロマホップの香りが命です。そして、このカスケードの香りが、オレンジによく似ているのです。湘南ゴールドとカスケードを合わせたら、きっとすごい! と湘南ゴールドの使用許可をもらう前から勝手に盛り上がっていました。
交配から品種登録まで12年もの月日を経ており、2006年より出荷を開始。今後神奈川県の名産品として育っていくであろう個性派みかんです。そして、サンクトガーレンは同じ神奈川県に拠点を置く会社として、それを一緒に盛り上げていく所存です。
その1つとして、今ビールは今冬の寒さで凍害の被害を受けたみかんや規格外みかんを買い上げて使用しています。もともと、湘南ゴールドは“高級みかん”という地位を築くために、出荷する果実の大きさ・形などを厳しく審査しています。それをクリアーできなかったみかんは規格外品、もしくは廃果となります。さらに、今年は凍害(果実内の水分が減って中身が縮み、皮がぶかぶかになってしまう現象)が発生し、これらの果実の量はさらに増えました。
まだまだ生産量が少ない貴重な「湘南ゴールド」を少しでも有効活用してPRにつなげたい、そんな想いを汲んだ商品です。
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