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2008年4月15日 (火)

湘南ゴールド(果物)について①

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  神奈川でみかん?

  
   意外に思われるかもしれませんが、神奈川でのみかん栽培の歴史は古く、昭和30年頃
  には全国でも有数の貯蔵みかん(11月下旬~12月頃に収穫した温州みかんを貯蔵庫で
  熟成させ、1~3月頃出荷するみかん)の産地でした。ところが、昭和40年代後半からは
  全国的な過剰生産で価格の低迷が続いています。
  

  また、本来みかんは温暖な地域に適した果樹です。
  西日本と神奈川県で同じ品種を栽培すると・・・
  ①温暖な西日本のほうが果実の熟期を早く迎えるため、神奈川は出荷時期で遅れをとる。
  ②温暖な西日本のほうが酸味の少ない果実ができます

 
    そのため、みかん産地北限に位置する神奈川は苦戦を強いられ、青島温州や大津四号
  などの優良系統”といわれる品種へ転換を進めたものの、流れを変えるに至りませんでした。

   
そこで注目されたのが、温州みかんの後に流通する中晩柑といわれる柑橘類です(有名
  なものとしては、伊予柑やデコポン、甘夏など)。品種のバラエティを増やして出荷期間を
  長くとり、一大消費地の首都圏が近いという利点を生かして有利販売をしようというもので、
  「湘南ゴールド」はその目玉となる神奈川オリジナル品種として育成されました。
  (※温州みかん・・・いわゆる普通のみかん)

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