スイーツビールのヒットと味覚の幼稚化の関係
昨日(9月20日)の読売新聞夕刊で、サンクトガーレンのスイーツビールが紹介されました。
進む若者のビール離れについてと、今秋大手が続々と発売する“苦くない”ビールについての話でした。
苦味は1番高度な味覚と言われ、幼児はまず甘みを覚え→塩分を覚え、、、で最後に覚えるのが苦味だそうです。その苦味を嫌う若者が増えているのは“味覚が幼稚化”している傾向だと、新聞では書かれていました。
以前の日記で書きましたが、苦味は毒物のシグナルとして、本来生物が避ける味です。
しかしそんな苦味も習慣的に摂り続けると、いつしかそれを「美味しい」と感じるようになり、1度美味しいと感じるようになると、今度はそれを常習的に欲するようになるんだとか。
その昔、食卓には魚のワタや山菜など(苦い食材)が普通に並び、小さい頃から苦味に慣れ親しむ機会がありました。ところが、現代、そのような食材を口にする機会はめっきり減りました。
苦味に慣れ親しむ機会が減り、“苦い”を“旨い”と思えないようになってしまったのかもしれません。
大手が“苦くない”ビールを開発してきたのにはそういった背景があったのかもしれませんが、サンクトガーレンが「スイーツビール」を発売した目的はそれとは大きく異なります。
私たちがスイーツビールを発売したのは“従来の日本にはなかった多彩なビールの味を広めたい”という目的があったから。
スイーツビールは、お陰様で発売1年間で出荷量200%を突破するヒット商品となりましたが、そのヒットの背景にあるのが日本人の味覚の幼稚化だとしたら…ちょっと複雑ですね。
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