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2009年4月 6日 (月)

オレンジを丸ごと使用するときに注意すること

サンクトガーレンは、4月14日のオレンジデーに“幻のオレンジ”使用のビール「湘南ゴールド」を発売致します。

こちら 「湘南ゴールド」ビール詳細 

湘南ゴールドというオレンジは2006年に発売を開始したばかりで、まだ生産量が少なく、売場に出れば即完売。入手が困難な稀少オレンジオレンジです。

こちら 「湘南ゴールド」オレンジ詳細


前回の日記に書きましたが、このビールには「湘南ゴールド」の最大の特徴である“華やかな香り”を最大限に活かすため、果実の皮も果汁も丸ごとオレンジ使用しています。

しかし、オレンジの皮は華やかな香りとともに、独特の苦味も合わせ持っています。
(マーマレードの苦みを連想してもらえれば良いかと思います)

正確に言うと、皮の表面のオレンジ色部分に香りが、その内側の白い部分に苦味があります。

白い部分のみを除いて使えれば1番良いのですが、一体となっていてそれが困難ですガクリ

だからと言って、そのまま普通にビールをつくるととっても苦いものになってしまいます

それで、帳尻を合わせるために、ある部分で調整をしています。

ビールの苦みの基になっているホップ(ビタリングホップ)の使用を減らしているのです。

これがホップ▼

Dsc01255


ホップにはビールの香り付けに使われるアロマホップと、
苦味付けに使われるビタリングホップがあります。

ホップについてさらに詳しくはこちら▼
http://sweetsbeer.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/yokohama_xpa_b79f.html

このビールのアロマホップには、柑橘系の香りが特徴のカスケードホップを。

ビタリングホップには、チノックという品種を使用しています。

ビタリングホップの使用量を減らすことで、湘南ゴールドオレンジの皮の苦みを活かしています。

トータルとして苦みは軽快(穏やか)で、オレンジの皮をかじったようなほろ苦さが後に残ります。

多くのフルーツビールと同じような完成したビールに果汁を足す方法だったら、

こんなことは気にしなくて良いのですが、

ビールの発酵前の麦汁に果物を加えるからこその悩み&工夫です。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

宝石赤 インターナショナル・ビアコンペティション08のフルーツビール部門で頂点(金賞金メダル)に輝いた
「湘南ゴールド」ビールの公式HPはこちら
http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/shonan09.html

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http://www.sanktgallenbrewery.com/shop.html

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