不思議なご縁
今夏「パークブリュワリー」で初めてパークハイアット東京さんとのお取引をさせて頂いた当社ですが、パークハイアット東京さんと当社の関係は実はもっともっと前にさかのぼります。
といっても、これは当社からの一方的なものなんですが・・・。
このデリカテッセンの冷蔵ケースの下の段のジュース瓶、
何か見覚えがありませんか?
これ↓
実はこの瓶、
毎年ボジョレーヌーボー解禁時に同時解禁の・・・
Barley Wine (バーレイワイン/麦のワイン)el Diablo(エルディアブロ/悪魔)
の瓶と同じです(*゚▽゚)ノ
▲手前2006年(黄)、真ん中2007年(緑)、奥2008年(ピンク)、2009年は何色になるでしょう
バーレイワインは数あるビールのスタイルの中で最も原材料を必要とし、
最も造るのに時間がかかり、最もマニアックなビールと言われています。
高いアルコールを持ち(約10%)とワインのように
長期熟成することから麦のワイン(バーレイワイン)と呼ばれます。
▼イギリスでワイン代わりに誕生したビール:2007年発売時日記
http://sweetsbeer.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/07_a7bb.html
アルコール度数の高いヴィンテージビールは、
言ってみればビールの中で頂点に君臨するようなスタイルな訳です。
ビール職人なら誰もが「いつか造ってみたい」と思うもので、
うちの社長もその夢がようやく実現するというときの想い入れは強く
せっかくだし、やっぱ
普通の瓶じゃつまらないよね。
と、皆で色々探したのです。
あとワインに対抗したいという想いもあったし、
(ボジョレーヌーボーで盛り上がる酒業界に一石を投じたいという想い。だって、普段はビールメインのビアバーがこのときだけは、ワインに走るなんておかしいよっ(-゛-メ)!)
ワイン売場に敢えて並べてもらえるようなビジュアルを・・・とか
(ワインに対抗するだけじゃなく、ワインを食ってやる!とね。実際ある売場ではディアブロは即日完売。ボジョレーはその後値引販売となりました)
高いビールになる(ちなみに1本1,000円)ということは
原料のコストなどからすでにわかっていたので
高いビールには、高いビールなりのビジュアルを
という考えも。だって高級ワインが100円均のグラスに入ってたら興ざめでしょう?
ところが・・・
日本ってすごい技術がいっぱいあって世界から一目おかれる存在なのに・・・
こういうことは本当に全然ダメ\(*`∧´)/!
今日本で流通している瓶のほとんどは、瓶メーカー(日本に数社しかない)が
型をもって造っているもので、そこから選ぶしかない(-゛-メ)、という状況なのです。
さらに、王冠が打てて、炭酸がOKな瓶、となるとさらに選択肢が狭まります。
日本には地ビールメーカーが約200社ありますが、
結局どこかと同じ瓶を使っている、という感じ。
オリジナル瓶を造りたければ、高額の型代が負担でき、
何十万本という瓶を保管できるようなスペースがある会社じゃないと、まず無理。
(あとは海外から引っ張るという方法もあります)
サンクトガーレンの場合、新しい瓶を使いたいときには
どこかがすでに使っている“これ”という瓶を探し出して、
それをメーカー注文する、という方法を取っています。
(もちろんメーカーにはカタログがありますが、ベーシックなのしか載っていない)
で、ディアブロの瓶を探していたとき
たまたま雑誌か何かでこのパークハイアットさんのオリジナルジュースを見て
「これだ!!」と同じものを探し出して注文したのです。
ただ、このままだと透明なのでビールには使えません。
(日光の光はもちろん、冷蔵ケースの蛍光灯ですらビールの劣化の原因になります)
なので色をコートしています。
塗っているのはデザイン性の他にもちゃんと意味があるのですよ。
よく「陶器の瓶ですか?」と聞かれますが、陶器ではなく
ガラス瓶に色を塗っているのです。
もちろん、このとき(2006年時)には、その後このようなかたちで
お取引きが出来るなどとは夢にも思いました。
何だか不思議なご縁です。
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