一升瓶ビールのできるまで
贈答用限定醸造ビール「一升瓶ビール」 「感謝ビール」の出荷がはじまりました。
今回のお歳暮シーズンは、酒販店などでの店頭販売はなくオンラインショップ限定の発売となります。ご了承ください。
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ここで一升瓶ビール・感謝ビールのできるまでをご紹介ヽ(´▽`)/
一升瓶ビールも、感謝ビールも金と黒の2種類ありますが、
基本的な醸造工程は同じです。
では、何が違うのかというというと使う原料(麦芽)が違います。
原料は、麦芽・水・ホップ・ビール酵母の4つです。 麦芽(モルト)を砕く 麦芽
金は2種類の麦芽、黒は5種類の麦芽をブレンドして使用しています。
※通常、濃い色のビールのほうが麦芽を多種類使います。
大きな声では言えませんが、値段が同じなら黒ビールのほうがお得です。
黒ビールが黒いのは、高温で焦がした(コーヒーでいう深煎)麦芽に由来しますが、
焦がした麦芽からは糖分が取れないため、深煎麦芽のみでビールを造ることはできません。
そのため、黒ビールには
通常のゴールド色のビールに使う浅煎麦芽 + 黒ビール特有の深煎麦芽
を使うことになるのです。だからその分、ちょこっと手間とコストがかかっているのです。
麦芽は硬い殻で覆われているので、それを砕くことで中の糖分を抽出しやすくするのです。 麦汁(ばくじゅう) をつくる 麦芽+水(お湯)
砕いた麦芽を糖化釜に移します。
そこにお湯を噴射し、麦芽の糖分を湯に溶かし出します。
※お茶っぱにお湯を注ぎ、お茶を抽出するようなイメージです。
お湯の温度と噴射量を微調整しながらの作業です。
つくるビールの種類はもちろんのこと、季節や天候によっても微妙にお湯の温度や、お湯の噴射の速度を変えます。この微妙な調整は、職人の経験とカンが頼りです。
ボタン一発でお湯の温度と噴射量の設定ができるようにオートメーション化されていないので、温度計と流量計とにらめっこしながらの作業です。
この工程中は絶対にタンクから離れることはできません。
これで出来るのが、ビールのベースとなる麦汁(ばくじゅう)です。 ホップを投入 麦芽+水+ホップ
麦汁の濃い部分だけを隣の煮沸釜に移動し、沸かします。
↑左側が麦汁をつくった糖化釜で、右が煮沸釜です。
そこにホップを投入します。
ホップはビールの苦みと香り付けの役割があります。
ホップは通常、3回に分けて投入します。
1回目:苦味付け(ビタリングホップ)
2回目:フレーバー付け(飲んだ時に鼻に抜ける香り)
3回目:香り付け(アロマホップ) ビール酵母を投入 麦芽+水+ホップ+ビール酵母
煮沸してホップを投入した麦汁を今度は発酵タンクに移します。
これでタンクの移動は3つめです。
麦汁をつくる糖化槽→沸かしてホップを投入する煮沸釜→発酵タンク
沸かした熱々のままだとビール酵母が死んでしまうので、ビール酵母が活動しやすい温度にまで冷ましながら移動させます。
そのときに、ビール酵母が活発に活動できるよう十分な酸素を一緒に送りこんでやります。この酸素は滅菌済みのもので、病院などで使用されているものと同じです。
これから数日間かけて、麦汁の糖分がアルコール分と炭酸(CO2)に分解され、ビールの完成です。
写真に写っている人物は全て、当社の社長兼ブルマスター(ビール醸造責任者)の岩本伸久です。
当社のビールは全て、社長自らが第一線でつくっています。
恐らく日本全国のビール会社の中で、社長自らがビール造りを行っている会社はほとんどないと思います。
だからビール造りへの想い、情熱、こだわりはどこの会社にも負けません
一升瓶ビール瓶詰め風景>>>こちら
※ディアブロも手詰めでしたが、こちらも手詰め!
感謝ビール瓶詰め風景>>>>こちら このブログは2つのランキングに参加しています▼
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