【8月12日はハイジの日】ハイジとサンクトガーレンの関係
ハ(8)イ(1)ジ(2)の語呂合わせから8月12日はアルプスの少女ハイジの日。
ハイジの舞台はスイス。
スイスにSanktGallenという州があります。
サンクトガーレンの社名はこのSanktGallenにあるSanktGallen修道院から頂いたものです。
612年アイルランドの隠修士ガルスGallus(550年ころ~627年)によって開かれたのでこの名があります。
8世紀前半、ドイツのオトマールがベネディクトの会則を採用して以来隆盛をみ、多くの文人、学者を輩出して、8~11世紀にかけて中世ヨーロッパの文化の中心的存在でした。
■SaktGallen修道院は世界最古のビール醸造所
SanktGallen修道院は西暦820年にはビール醸造を行っていた記録があり、【世界最古のビール醸造所】と言われています。
サンクトガーレンは日本で最初に地ビールを製造・販売した【元祖地ビール屋】。
その元祖の志を忘れないために、この名前を頂きました。

SanktGallenの読み仮名はザンクト・ガレンが一般的ですが、 当社先代が英語読みしたため「サンクトガーレン」となりました。
このマークは当時修道院でビールを造っていたであろう修道士をイメージしたものです。
■ビールは伝染病から命を守る“神の恵み”として広められた
この時代の生水は不衛生でしたが、水を煮沸して造るビールは安全な飲み物でした。
当時の支配者は、伝染病から命を守る【神の恵み】としてビールを広めました。
だから当時のビール造りは修道院で行われたのです。
SanktGallen修道院では大中小の3つのビール醸造室で3種類のビールが造られていたと記録されています。
(参考「ベルギービールという芸術」田村功、「麦酒伝来」村上 満)
【1】皇帝や領主用の最高級ビール
一番小さな醸造室では皇帝や領主たちのもてなし用の、アルコール度数が高く麦芽風味の濃厚な高級ビールが造られていました。
【2】修道士の自家消費用の普通ビール
二番目に大きな醸造室では修道士の自家消費用ビールが造られていました。
修道士に断食を強いるレント(四旬節)の期間は、日曜を除く40日の間、飲まず食わずに過ごさなければなりません。ただし、飢えと寒さをしのぐために、ビールを飲むことだけは許されていました。修道士たちにとって、ビールは生命を維持する「液体のパン」であったのです。
【3】巡礼者への施し用の薄いビール
一番大きな醸造室では巡礼者用の無料配布ビールが造られていたと考えられています。
当時修道院は、お金のない巡礼者にとって、無料で泊れる宿舎でした。一夜の宿を求めてやってくるたくさんの巡礼者に対して、食事はもとより、水に代わる安全な飲み物としてビールを提供しなければなりませんでした。
このビールは、最高級ビールを造ったときに出る2番・3番麦汁から造られ、水に近く、ただ喉を潤すだけに造られた低アルコールビールであったと推測されています。
■現在のSanktGallen修道院
1806年修道院は閉鎖され、現在の建築は一部を除き、18世紀に改築されたものです。
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