今年も山梨県北杜市にホップ摘みに行ってきました。かいこがね(甲斐黄金)の種を絶やさないために…
毎夏恒例となりました山梨県北杜市に今年もホップ摘みに行ってきました。
ホップはビールの主原料の1つで、華やかな香りと爽快な苦味をもたらしたり、泡立ちを良くしたりする役割を持ち“ビールの魂”と言われます。
ホップはツル状の植物で1年で6~8m伸びます。
そのため、ホップ棚造りはホップ農家さんの大切な仕事の1つ。
収穫の際にはまず鎌でツルを切り落とします。
この長い鎌は、ホップ農家の浅川定良(ていりょう)さん特製。
北杜市でのホップ栽培は昭和初期から50年以上も行われていました。
このホップはその当時に浅川定良さんの義父が発見した新種ホップ“かいこがね(甲斐黄金)”で、国の種苗登録ホップ第1号です。
当時は周辺一帯でホップ栽培が行われていたそうですが、大手メーカーがどんどん輸入ホップへの切り替えを進め、それとともに殆どの農家がホップ栽培を止めていきます。
でも浅川さんは「種の保存のため」と、出荷のあてもなく細々と“かいこがね”の栽培を続けていました。
その存在を知ったサンクトガーレンは、2012年より収穫のお手伝いとホップの買い取りを行っています。
ツルを切り落としたホップは今度はそこから1粒1粒のホップを摘み取ります。
ひたすらプチプチと摘み取っていく、時間と根気が必要な作業です。
浅川さんに「ホップ栽培で1番大変なのは?」と聞くと、即答で「収穫」とおっしゃるくらい(笑)。
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