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2015年8月30日 - 2015年9月5日

2015年9月 4日 (金)

【9月7日まで】伊勢丹クラフトビールフェアに行って来た<5日よりお会計方法が変わります>

9月7日(月)まで開催中の、伊勢丹クラフトビールフェア「Feel The Craft Beer」に行ってきました。

会場は6階の催事場。ビールタンクを思わせる装飾にテンション上がります。

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会場内では北海道から沖縄まで、約20社のクラフトビールメーカーがカウンターを構えて樽生ビールを提供しています。
ほとんどが1杯500円程度。

スタッフもそれぞれのメーカーから出張で来ているため、ビールの造り手さんに直接ビールを注いでもらえるチャンスも。
昨日は長野の志賀高原ビール、愛知県の金しゃちビール、そして我がサンクトガーレンのブルワーが自らビールを注いでいました。

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会場の樽生ビールはチケット制になっていて、会場内に数か所あるチケットカウンターで飲みたいビールの食券を買って…

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それをブースに持って行って、ビールと引き換えてもらうという仕組み…でしたが、この仕組みが「分かり辛い」とのご意見が多く5日(土)からブースごとにお会計出来る仕組みに変更になる予定です。

合わせてサンクトガーレンブースでは、4杯選べる飲み比べセットの販売を開始します。

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サンクトガーレンでは、このイベントに合わせ「Hop Relax」という三越伊勢丹オリジナルのIPAビールが発売になっています。

数値上では、サンクトガーレンのレギュラービール内で最も苦味の強いビール「YOKOHAMA XPA」を上回る苦味をもったビールなのですが、アロマホップに使用したアマリロ、ガーゴイルホップの甘やかなシトラスの香がその苦味を感じさせない仕上がりになっています。

豊かなホップの香りに心が解きほぐれるような、そんな想いを描いて造ったビールです。

実際に飲まれた方の感想をご紹介。

9月下旬から三越伊勢丹の他の店舗でもボトルが並ぶ予定ですが、現時点では樽生で飲めるのもボトルが買えるのも新宿伊勢丹のみです。

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会場内ではビールの他に、ビールに合うフードも目白押し。

気軽につまめるプレッツェルや、ホットドッグ、

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1本から買えるバラエティ豊かな春巻き、

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平日限定かもしれませんが、全ての春巻きがセットになって500円!というお得な一皿も。

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にんにくの香りの誘惑がすごい、ハワイのガーリックシュリンプ

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中でも1番注目されているのが恐らく、ロケットニュースさんでも紹介されていた「モツバーガー」。
【激レア】日本ではめったに食べられない!『イタリア風モツバーガー』が新宿伊勢丹で期間限定販売中(お写真もこちらから拝借)

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実は私、売切れで食べれていません。

毎日早い時間に完売となっているようなので、狙っている方は1番にこちらのブースに行かれることをお薦めします。

あまりにモツバーガーが早くに売切れとなってしまうため急遽メニュー化されたというサラミとハムのバーガー。
ワンコイン(500円)!強めの塩気でビールが進む進む。

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会場内には座って飲んで食べられるスペースもちょこちょこありますし、気軽に立ち飲み出来るスペースも。

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明日(5日)は岩本も私も会場でビールを注いでいる予定です。
ぜひ1杯お気軽にお立ち寄り下さい。

このイベントは樽生ビールのオーダーストップが19時半と少し早いので(最終日は18時閉場なのでオーダーストップは恐らく17時半頃かと思います)、飲み足りない…と感じた方はこちらのお店はいかがでしょう。

新宿伊勢丹から徒歩約4分 「THE GRIFON新宿店」 湘南ゴールド樽生常設店

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2015年9月 3日 (木)

麹町バルのセミナー「クラフトビールのルーツを探る アメリカ編」に参加してきました <前編>


講師 関根 芳雄さんの紹介

25年前、日本にベルギービールは3種類しかなかった。
ティママン、サタン、シメイ

そんな頃シメイに衝撃を受けビールの世界に入った。
東武百貨店の「ワールドビールコーナー」の販売現場に約20年。


ここから本題。


■クラフトビールとは?

小規模で、ビール職人が造る、高品質のビール
→日本では正確な定義はまだない

アメリカでは定義されている。
1、年間生産量が600万バレル(約70万キロリットル)以下であること
2、独立資本で
3、伝統的であること(主力ビールがが麦芽100%であること)


■クラフトビールの魅力

1、希少性
限られた生産性、季節限定品

2、多様性
100を超える種類、醸造家の数だけビールがある

3、造り手の顔が見える
造り手と飲み手の距離が近い


■クラフトビールの楽しみ方

1.鮮度
なるべく新しいもの。買い溜めはしない。

2.管理
特に温度。ちゃんと冷蔵庫で保管すること。
温度が10度違うと3倍スピードで劣化すると言われている。

3.飲み比べが出来る


■アメリカのビールの歴史

○アメリカのビールの歴史はメソポタミア文明より古いという説(約1万年前)

「チチャ」 トウモロコシを発酵させたもの
「マサト」 芋の粉を発酵させたもの


○1848年~ ゴールドラッシュ(日本の江戸時代)

カリフォルニアで砂金が発見されたことを機に、一攫千金を目指して世界中から人が押し寄せた。
人口200人程度の街が、1852年に人口20万人に急増。

その当時誕生したのが「スチームビール」。
通常は低温で発酵させるラガー酵母を高温で発酵させたビール。

ドイツの移民がカリフォルニアでドイツと同じようにビールをつくろうとしたものの
当時はまだ冷蔵設備が整っていなかったため、やむを得ず高温で発酵させたのがはじまり。

アメリカクラフトビールの元祖。20世紀初頭には100箇所の醸造所でつくられた。


○アメリカ独立後に禁酒運動が盛んに。

禁酒法 1920~1933年。
健康上の理由や、第一次世界大戦の敵国がビール大国ドイツであったことなどが理由。

闇ビール
「ニアビール」 ビールに加水したもの。アルコール0.5%以下なら合法だった。
「ニードルビール」 ニアビールの樽に注射針(ニードル)でアルコールを添加
使われたのが毒性の強い産業用アルコールが多く失明する人も


○1900年代 アメリカのビール産業復活

1929年 大恐慌

1933年 禁酒法が廃止に(酒税での税収、雇用拡大の期待)

1938年  500カ所のビール醸造所。オランダ「ハイネケン」などビールの輸入もはじまる。


・ビール会社の大企業化
1500あった小さな醸造所は吸収合併され、1970年代には大手3社が支配するように。
アンハイザー・ブッシュ、ミラー、クアーズ

・ライトビール戦争
ミラーライトが火付役

・輸入ビールのシェア拡大
1995年 5% → 1998年 8%

アメリカでクラフトビールという言葉が誕生したのは1997、8年頃。
それまではマイクロブルワリー

・ホームブルワーの台頭
1970年代から増えた個人ブルワー


○アメリカのクラフトビール革命:3つのポイント

1、
1972年 オレゴンでカスケードホップの誕生
それまでのホップとは全く異なるキャラクターをもったホップ。
アメリカのクラフトビールを一躍有名に。

2、
1980年 カリフォルニア「シェラネバダ」誕生
シェラネバダペールエールはあまりにも有名

3、
1988年 ニューヨーク「ブルックリン」誕生
ブルックリンラガー
大都市でビールが出来る衝撃。世界で初めてビールの工場見学を行った。



■現在のアメリカのクラフトビールの売上高

2013年  140億ドル(約1兆2270億円)前年比20%↑
クラフトビール醸造所 2768カ所
ビール全体の14%のシェアをクラフトビールが占める

日本ではビール全ての売上で1兆5千億円くらい(アメリカのクラフトビールの規模くらい)
クラフトビールの数  200~300カ所
(醸造免許をもっていても稼働していないところもあり、正確な数が把握できない)
シェアは1%に満たない。

都道府県別で見ると北海道が1番多く16か所。
次に神奈川と静岡で13か所ある。
逆に高知、佐賀、長崎 が現在ブルワリーがない都市。

現在首都圏にビアパブは216カ所あると言われる
一昨年のデータなので今はもっと増えているかも。
2006年頃は片手で数えられるほどしかなかった。ポパイ、ラ・カシェット、蔵くら…。

最近の日本のビールのトピック
○酒税改正  現在350mlで77円 → 55円に平均化(ビール、発泡酒)
○ビールの定義の見直し ← EUの圧力
日本ではビールの原料に認められてない副原料(スパイス、果実)を使うことが多いベルギービールは発泡酒だらけ

アメリカの酒税は州ごとに違う
例えばアメリカニューヨークでは350mlで2円(日本は77円)。

Unnamed

岩本も登場する後半は次の記事にてご紹介。

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2015年8月31日 (月)

ビール税率統一化は地ビール・輸入ビールにとって逆風ではなく、追い風ですよ! @IRORIO_JP さん

IRORIO(イロリオ)さんで、ビールの税制統一の記事がアップされていました。
ビール税統一化にネットユーザー反発!地ビールにも逆風か

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現在350ml缶の場合、ビールには77円、発泡酒には47円、第3のビールには28円の酒税がかかっていますが、これが55円に統一されるかも、という話が出ています。

それと合わせ、ビールの定義見直しの話も出ています。

日本の酒税法ではビールの原料が指定されています。
現在の酒税法で指定されているのは「麦芽、ホップ、米、とうもろこし、でんぷん、糖類等」。
指定原料以外の材料を使うと、麦芽率に関係無く“発泡酒“と表記しなければいけません。

国内や海外のクラフトビールの中には、指定原料には含まれない果物やスパイスを使ったビールが多数存在します。

記事中では、ビール類の税率が統一されれば、こうした地ビールや輸入ビールも値上げになり、地ビールや輸入ビールにも逆風となりそう、と書かれています。

確かに日本ではフルーツビールは全て発泡酒になりますが、それはあくまで表記上だけで、麦芽率50%以上であれば税率はビールと変わりません。

発泡酒には2つあります。

[1]麦芽率の低いもの 、いわゆる節税型発泡酒。
   →表記「発泡酒」。実際の酒税も発泡酒金額適用。

[2]日本でビールの原料として認められていない原料を使ったビール。
   →表記「発泡酒」。実際の酒税はビールと同じ金額適用

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米やコーンスターチ、糖類など認められたものは約3割の使用が許されているのに対し、原料に認定されていないものを1粒・1滴でも使用すると麦芽率に関係なく「発泡酒」表記となります。

例えば、プレミアムモルツに1滴のオレンジジュース、1粒のスパイスを入れただけで、それは「発泡酒」と表記しなければならないのです。

これにより、輸入ビールも麦芽率に高いにも関わらず「発泡酒」表記をせざるをえないものが多くあります。
例えばヒューガルデン。オレンジピールやコリアンダーを使っているので日本では発泡酒扱いです。

ビールと同じ税金をかけられているのに、ビールよりも安価なイメージのある発泡酒の表記をしなければいけないのは非関税障壁(関税以外の手段で自由な貿易を妨げる障害)にあたるとして、昨年EU(欧州連合)が日本に見直しを求めてきました。
EU、ビールと発泡酒の定義変更を要求=「非関税障壁となっており国内メーカーが市場を支配」―米メディア

今回のビール定義見直しはこれに端を発しているのではないかと考えられています。

輸入ビールにとっては、ビール税率統一化・ビールの定義見直しは逆風どころか、自分たちからそうなることを求めていると言えます。

私たちサンクトガーレンでも春夏限定湘南ゴールド(オレンジ)や、パイナップルエール、秋冬にはアップルシナモンエールと様々なフルーツビールを製造販売しています。
これら「発泡酒」と表記せざるをえなかったフルーツビールに「ビール」と表記することが出来るようになるうえ、実際はビールと同じ額を払っていた酒税が下がる可能性がある訳で追い風と言えます。

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