バレルエイジ用の木樽、ナインリーヴズさんより到着!
今、クラフトビールシーンで「バレルエイジ」と呼ばれるビールがちょっとしたブームになっています。
■バレルエイジとは?
ウイスキーやワインの木樽で熟成させたビールのことです。
木の香りや、木樽に染み込んだウイスキーやワインの風味がビールに独特の風味を与えてくれます。
ワインやウイスキーとビールのコラボレーションとでも言うべきビールで、使う樽の種類やビールの種類によってバラエティに富んだ味わいが期待できます。
■ブームの中、否定的な意見も
ブルワーは年単位で熟成できるような高アルコールのビールであっても、数年後の味わいをイメージしながらビールを造ります。
しかしバレルエイジはブルワーが思い描いたイメージを無視した変化を期待したものだ、と捉える方もいるようです。
ブルワーがコントロールできない領域が多過ぎて、本来ゴールとしていた味わいをねじ曲げてしまう手法だ、という感じでしょうか。
■サンクトガーレンの考え
「1度やってみないと分からないよね」というのが正直なところです。
サンクトガーレンでは年単位で熟成可能なビールを3液種(インペリアルチョコレートスタウト、バーレイワイン、ウィートワイン)も造っています。
通常は工場の冷蔵庫でステンレスの樽で熟成をさせていますが、そのうちの何リットルかをバレルエイジで熟成させてみるのも面白そうですよね。
■バレルエイジ挑戦準備着々
日本であまりバレルエイジのビールが浸透していない背景にウッドバレル(木樽)が入手し辛い、という点が挙げられます。
そんな中、サンクトガーレンでは縁あって滋賀県ナインリーヴズさんよりラムの熟成に使用した樽を譲り受けました。
現地で樽を確認し、昨日現物が工場に到着。
完成まではまだまだ長い道のりですが、お楽しみに!
-------------
<訂正>
バレルエイジには長期熟成可能な高アルコールのビールを使うと書いていましたが、
サワー発酵を目的とした5%程度のバレルエイジビールの存在を失念しておりました。
なので、バレルエイジビールは高アルコールビールとは限りません。訂正いたします。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント