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2016年12月 6日 (火)

クラフトビールバー密集度日本一!?野毛のクラフトビールイベントに参加してきました<1>

横浜市中区にある「野毛」は桜木町駅のJR根岸線を挟んだ反対側の飲み屋街。
約500と600とも言われる飲食店がひしめきあっているディープな町。

その野毛にクラフトビールに力を入れている店が6軒もあります。
地図を見ると分かるように、全店徒歩圏内という密集具合です。


そのお店の皆さんがヌビチノの加治さんを中心にMultidirection 〜Noge Beer〜として集まり「もっと野毛にクラフトビールを飲みに来てもらおう!」と不定期にイベントなどを開催されています。

週末、そのイベントに参加してきました。

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第一部では、その6店のスタッフの皆様にサンクトガーレンについてをお話させて頂きました。

サンクトガーレンはサンフランシスコで1993年に創業。
もともと飲茶会社をやっていた先代がアメリカで飲んだ1杯のクラフトビール(アンバーエール)に感銘を受け、日本でこんなビールが造りたいと方法を模索。

ところが当時はビール製造の免許の条件に「年間2000KL醸造」というものがあり、それが高い壁となっていた。
年間2000KLとは1日で大瓶8,700本を売らなければいけない計算。

そこで、アメリカではじめた。
今でこそ日本にもアメリカにもクラフトビール会社はたくさんあるが、当時はサンフランシスコにも4つしかクラフトビール会社がなかった。
ゴードン・ビアシュ、サンフランシスコブルーイング、20タンクブルワリー、そしてサンクトガーレン。

現地で販売したほか、日本にも逆輸入して販売した。
ただ、日本ではこんなに香りがあって濃い味のビールはなかった。
ギネスも殆ど入ってきていない時代でそれをどうやって売ろうか、と。

そこで六本木でノンアルコールの醸造をはじめた。
クラフトのノンアルコールビール。これならビール免許は要らないと思って。
そこでビールの造り方を説明しながら販売していった。

その頃、TIMEに載った。
「岩本のアンバーエールを造りたいという夢はかなった。ただし“Not Tokyo”」と日本でビールが造れない状況を皮肉るように結ばれていた。

それがきっかけになり日本の世論が動き、1994年 日本で小規模のビール醸造が出来るようになった。
当時は地ビールと言われていた。

なぜ地ビールという言葉が生まれたか。
恐らく日本経済新聞のインタビューで「地酒のビール版?」と聞かれて「そのようなものです。」と答えたのが始まりだったと思う。

1997年、地ビールブーム到来。サンクトガーレンも日本に工場をつくる。
でも実はビールは出来ても瓶詰め機械がまだ無かった(笑)。
瓶詰め機械がきたのが翌年(笑)。
その時には問屋さんが泊まり込みで本当に瓶詰めが出来るのか、など見に来ていた。
月間500ケース問屋さんが買ってくれた。

質問 「2000年、地ビールが1番悪かったと言われている時代。なぜ地ビールはダメになったか?」

地ビールの味が…という話がよく出るが1番思っているのは瓶詰め技術がプアだったこと。
アメリカでは瓶詰め時には2回の真空状態をつくるプリバックという方式で、90日間もつというのが業界では常識だった。

でもそんなことが出来る機械はまだまだ少なく、日本で行われていた瓶詰めは居酒屋のビールサーバーから瓶に詰めているようなもので、すぐビールがダメになってしまっていたと思う。

あとは1996年に地ビールが解禁して数年間はメディアが一斉に取り上げてくれて、でもそれが無くなったときに業界としてきちんと情報発信が出来ている会社がなかった。
だからどんどん一般の方から忘れ去られてしまった。

そもそもそんなに売れていた訳ではないかも、というのもある。
地ビール解禁した当初は物珍しさもあり、小売チェーン店に一斉にバラ巻かれた。
1店で1ケースとってもらうだけでも相当な量になる。
それで売れているような気になったけど、それで終わり。後が続かない。

そんなことが一斉に起きたのがこの時期だったんじゃないかと。

加治さん「実は地ビール会社の数だけ見ると2003年は300軒のブルワリーがあって1番のピーク、2006年が底。1番少ない」

サンクトガーレンも1度この頃にダメになって醸造免許を失っています。
 →この辺の話に興味のある方はぜひサンクトガーレンの公式サイトの“歴史”を

第2部ではこの6店のお店をまわらせて頂きました。長くなってしまったので次の記事にします。

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