2006年のインペリアルチョコレートスタウト発売初年を振り返る
今日、取材で使うために発売初年度(2006年)のインペリアルチョコレートスタウトを用意しました。
中身はダミーで、ラベルは本物。
改めて並べてみるとラベルのデザインも素材も大分変わりました。
まず2006年当時はラベルを貼る機械が壊れていて(新しいものを買うお金はもちろん、修理するお金すらなかったし、銀行に貸してももらえなかった)手貼りだったのでネックラベルをつくっていません。
このビールの発売をきっかけにたくさんの新聞やテレビに取り上げて頂き、これまでこちらが頭を下げてもお金を貸してくれなかった銀行が逆に向こうから挨拶に来るようになりました。
私はサンクトガーレンで働く前も広報の仕事をしていましたが、広報の仕事にはこんな効果もあるんだ、とこの時初めて知りました。(広報で融資は勝ち取れる!)
また、当時社長は「アルコールが9%もあるマニアックなビールだから1年がかりでゆっくり販売して、また気が向いたらいつか造る」と考えていたためラベルに年号も入れていませんでした。
ところがこのビールの記事を見た横浜高島屋のバイヤーさんから「うちで販売させてほしい」と熱心にお声掛け頂き、2006年のバレンタインの終わりには2007年のバレンタインの生産が決まりました。
毎年の継続生産が決まったのはこのときで、2007年からラベルに年号が入りました。
今ではサンクトガーレンの大きな柱となっているネットショップを整備したのもこのビールがきっかけです。
当時あまりに電話注文が多かったために、通常業務の時間を全て電話応対にあてなければならず、電話が静かになる夜中にやっと自分の仕事に取り掛かれるような状態でした。
それでこれはマズい…とネットショップの勉強をはじめました。
うーん、懐かしい。
サンクトガーレンにとってインペリアルチョコレートスタウトの存在は本当に大きくて、インペリアルチョコレートスタウトがサンクトガーレンを大きくしてくれたと言っても過言ではないのです。
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