【飲み逃し注意】 飲むゴマ団子 「セサミチョコレートスタウト」 仕込み風景を振り返る 【1本に1万粒の黒ゴマ使用】
サンクトガーレンは毎年バレンタインシーズンに4種類のチョコビールを販売しています。
1つは発売10年を超える王道の「インペリアルチョコレートスタウト」、マーマレードオレンジを使った「オレンジチョコレートスタウト」、1番甘みを強く感じられる「スイートバニラスタウト」、そして毎年その年限定のフレーバーを1つ発売しています。
マロン → ミント → スモーク → ストロベリー そして今年はセサミを使った「セサミチョコレートスタウト」
1回の仕込みに使っているのは200Kgの黒ゴマ。
ゴマは1粒0.04gで、ボトル1本には約1万粒のゴマを使っている計算となります。
試作では白ゴマも金ゴマも試しましたが、1番チョコビールとの相性が良かったのが黒ゴマでした。
ゴマはすりたての香りが1番!ということで、醸造の直前にすっています。
フルーツビールに使う果実は自分たちで手切りしているサンクトガーレン。
ゴマも全量人力でするつもりでした。
最初は笑顔ですっていた社長。
だんだん口数が少なくなり…
1回にすれるのが約300g×5分。
200kgをするためには約660回。
55時間必要な計算になります。
2日以上かかるじゃないか…。
とても人力じゃ無理。
という訳で急遽フードプロセッサーを導入。
すったゴマは3段階に分けて投入。
まずはビールの仕込みの最初、粉砕した麦芽とお湯を合わせて麦汁をつくるマッシュインの段階でゴマを投入。
ザバーっと。この動画の倍以上の量を入れています。
次に使うゴマは日本酒をしぼるのに使う袋にいれていきます。
1袋1袋は小さくても全量となると予想以上にすごいボリュームで、後ろにいるスタッフがすっぽり隠れるくらいの量。
この袋を煮沸釜に入れるのですが袋が底に当たると焦げてしまうため、ただ入れるのではなく、底に当たらない高さに吊るしていきます。
釜は約3mの高さがあるので人が入っての作業になります。
麦汁の煮沸時にゴマ袋が浮いてきてしまうので、それを沈めてゴマの風味がよく出るよう人力で袋を押し続けます。
男性が全体重をかけて押すくらいの力が必要です。
一週間後、主発酵の終わったビールにさらにゴマを漬け込み仕上げています。
2017年の限定で、もう工場には樽も瓶もありません。
現在販売店にある分が完売次第、2度と飲めなくなってしまう可能性があります。
気になっている方はお急ぎ下さい!
飲むゴマ団子との感想を頂きました(笑)。
セサミチョコレートスタウトの感想tweetまとめ
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