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2017年6月 9日 (金)

オレンジ20%増量リニューアルの「湘南ゴールド」。 早くも来年のリニューアルも決定!?

今日は、春夏限定フルーツビール「湘南ゴールド」の仕込みでした。

湘南ゴールドは神奈川県産の同名オレンジを使用したビールです。

表皮の傷などで売場には並ばないものを買い取って使用しているため、大きさも様々。
ピンポン玉くらいのからテニスボールくらいのまで(笑)。

まずは、その果実を洗って…

切って、切って、切って切りまくります。

切った果実は袋に入れて…

麦汁を沸かしている釜につっこみます。

切ったときに溢れた果汁も麦汁に投入します。
この麦汁を発酵させて完成です。

ビール酵母は麦汁の糖分を食べてアルコールと炭酸ガスへと分解します。
その際に湘南ゴールドの糖分も食べてしまうため、ジュースのような甘いビールではありません。
あくまでしっかりしたビール、でもしっかり感じる柑橘風味。そんなビールです。

湘南ゴールドビールは今夏で発売10年目を迎えました。
もともと収穫量の少なかった湘南ゴールド果実も今では当時の10倍はとれるように。

そのため今年はオレンジ果実量を20%増量。
よりオレンジの風味が弾けるビールとなりました。

そんな湘南ゴールドが来夏さらにリニューアルする予定です。

実はこれまで湘南ゴールドは「発泡酒」でした。

それが来年は「ビール」になる予定です。

「なんだ、発泡酒だったのか」と思った方、まぁ聞いてください。
別に麦芽率がアップしてビールになる訳ではありません。

これまで日本の酒税法では果物がビールの材料に認められていませんでした。

日本では、麦芽率の高い低いに関わらず果物を使ったビールは全て「発泡酒」表記になるのです。
(そもそも、フルーツ"ビール"という日本語自体がNGということですね)

湘南ゴールドビールは、麦芽率は高いので実際に支払う酒税はビールと同じです。
それなのにビールより安価なイメージのある発泡酒の表記をしなければいけないのは、おもしろいことではありません。

2017年4月、その酒税法が変わります。
ビールの原材料拡大(ビールの定義変更)で、麦芽率の5%まで果物の使用(ほか、香辛料やコーヒーなども)が認められるようになります。

そのため、来年発売の湘南ゴールドは「発泡酒」から「ビール」になります。

来年ラベルの品名が変わるので、今年の発泡酒のものはレアになるかも…しれません。



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