【12月1日は映画の日】タイタニック気分を味わえる、黒ビール「ポーター」
今日12月1日は「映画の日」。
1896年に神戸市に日本で初めて映画が一般公開されたのを記念した記念日です。
1997年の大ヒット映画といえば「タイタニック」。
タイタニックには少しだけサンクトガーレンに関係のあるシーンがあります。
1912年当時市場最大の豪華客船タイタニックの処女航海の船上で出会った、貧しい青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の令嬢ローズ(ケイト・ウィンスレット)。
身分や境遇を超えて魅かれあう2人。
そんな2人が三等船室で陽気な音楽とともに踊り、酒を飲むシーンがあります。
ここで飲まれているビールが、サンクトガーレンのレギュラー黒ビール「ポーター」スタイルのビールであるという説があります。
確かに、皆が飲んでいるビールは黒い色をしています。
ポーターはイギリス発祥のビール。
当時ロンドンで人気のあったブラウンエールは傷みやすく、すぐ酸っぱくなってしまうのが難点でした。
そのため、多くのパブでは少し痛んだブラウンエールにペールエールを混ぜて新しいビール「スリースレッド」としてお客さんに提供していました。
それをパブで混ぜてつくるのが面倒になり、工場でつくるようになったのがポーターのはじまりと言われています。
タイタニック号もイギリスからヨーロッパへと向けた航海でした。
イギリス発祥のポーターが積まれていたと考えても不思議ではありません。
もともとポーターは「エンタイア」と呼ばれていましたが、荷役運搬人(Porter/ポーター)が愛するビールとして「ポーター」と呼ばれるように。
映画の中では、ローズら上流階級の食事シーンでは「シャンパン」が登場。
三等客室シーンでは労働者に愛された「ポーター」が身分対比の象徴として使われたという話もあります。
ローズがポーターのグラスを掴んでガブ飲み。
それを見てびっくりするジャックに、「一等の娘は飲めないと思った?」というセリフが。
これは「私が飲めないとでも?」の意味ではなく、「庶民の酒は飲まないとでも思った?」というニュアンスが含まれているのかもしれません。
--------------
※注:ダンスシーンでアイルランド音楽が使われていたことから、アイルランド発祥の黒ビール「スタウト」ではないか、という説もあります。
ポーターはスタウトの原型となったビール。
(サンクトガーレンではフレーバーのスタウト黒糖スイートスタウト、スイートバニラスタウトを製造販売しています)
当時、石炭税がとても高かったアイルランドではロースト麦芽を大量に使ったポーターをつくると税金が高くなるため、アーサー・ギネスが麦芽化しない大麦「ローストバーレイ(焦がした麦)」を使ったポーターを考案。これがスタウトのはじまりです。
いずれにせよ、エール製法で造られた黒ビールが飲まれたことは確かなようです。
--------------
▼感謝の黒ビールもポータースタイルのビールです。
明日から12月突入。サンクトガーレンは今年も、一升瓶ビールに水引飾りを付けたお正月バージョンの受付を開始しました。https://t.co/kKLEeGpTcX
お歳暮などの冬ギフトにはもちろん、忘年会や納会などに差し入れると「何これ!?」と盛り上がること間違いなし。平日14時までのご注文は即日出荷対応。 pic.twitter.com/SBhVjIq6Am— 地ビール会社で働く広報@サンクトガーレン (@mikiSanktGallen) 2017年11月30日
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)