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2018年3月

2018年3月18日 (日)

ジャンドロ店長へ。8月26日は1000Lのビールを用意してShonan BMW スタジアム平塚でお待ちしております!登山靴を用意してお越し下さい。

サンクトガーレンが公式ビール(ベルマーレビール)を手掛けている湘南ベルマーレは本日、味の素スタジアムで対FC東京戦でした。

FC東京グッズショップ のジャンドロ店長(ジャンドロンパ人形)は、対戦相手に合わせてコスプレをするのが名物になっています。

今日の店長のコスプレは…うちへの挑戦状じゃないですか!!!!

説明しよう!

FC東京のサポーターさんは食欲旺盛なことで有名。アウェイ各地のスタジアム内外で名物を食いつくすため「蝗(イナゴ/イナゴの大群が通ると全ての食物が食べ尽くされ、何も残らない様から)」と言う名称がついているほど。

ベルマーレビールの歴代最高消費量記録(560L)をもっているのもFC東京サポーターの皆様で、今年の8月26日の試合でその記録更新が期待されています。

ベルマーレビール歴代消費量ランキング

【1】560L FC東京戦(2016年5月8日)
 →FC東京サポーターとベルマーレビールが今年も激突(ドメサカブログ)
【2】485L 川崎フロンターレ戦(2016年7月30日)
【3】445L FC東京戦(2015年4月12日)
 →FC東京サポーター、ベルマーレビールの消費量で歴代最多記録をたたき出す(ドメサカブログ)
【4】415L ガンバ大阪戦(2015年4月18日)
【5】385L 川崎フロンターレ戦(2015年8月22日)
【6】380L 横浜F・マリノス戦(2016年7月2日)
【7】355L 松本山雅FC戦(2015年9月12日)
【7】335L サンフレッチェ広島線(2016年8月13日)
【9】350L 浦和レッズ戦(2010年7月25日)
【10】315L 横浜F・マリノス戦(2015年9月26日)

今年は夏の試合ということもあり、サンクトガーレンからは1000Lのビールを用意していく予定です。

2016年の500Lの空樽の山でこの高さ。

まさか飲み尽されないとは思いますが、万が一、2倍量の1000Lが飲み尽くされたら、この2倍の高さなので、ジャンドロ店長は登山靴を用意したほうが良いかもしれませんね。

いやー、でも、まさかね。1000Lですよ?ビールイベントじゃなくてサッカーの試合ですよ?
そこで1000Lのビールが飲み尽されるなんてことが、ある訳ないと思うんですけど、どうだろう…。

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2018年3月 2日 (金)

2018年4月 酒税法改正。それでもビールになれないフルーツビール。

2018年4月の酒税法の改正により、ビールの定義が変更されます。

これまで日本では麦芽率67%以上のものがビールとされてきましたが、これが50%に引き下げられます。

さらに日本でビールの原料として認められていなかった果物やスパイスなどが、新たにビールの副原料として認められるようになります。


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▲ 湘南ゴールドオレンジの収穫

これまでビールの指定"外"原料の果実やスパイスを使用したビールは全て「発泡酒」と表記しなければいけませんでした。

極端な話、プレミアムモルツにオレンジ果汁が1滴、コショウが1粒入ったら、日本ではそれはもう発泡酒だったのです。

多くの方が思い描く発泡酒は、麦芽率を低くし税率を安く抑えた"節税型発泡酒"。
しかし実際は麦芽率が高いためビールと同じ税金が課されているフルーツビールが多数存在します。サンクトガーレンのフルーツビールもそうです。


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試飲販売会で「発泡酒なのにこんなに高いの!」と言われたり、ネットショップで「美味しかったのに発泡酒でがっかりしました」と感想を頂いたり、発泡酒と表記しなければいけないことが何かと足かせになっていました。

酒税法改正の一報が入ったとき「フルーツビールが、やっとビールになる!」と私たちは喜びました。

ところが、その後に発表された詳細を見て愕然としました。

ビールとして表記するために許された新副原料(果物やスパイスなど新たにビールの指定副原料として加えられる原料)の使用量は麦芽量の5%と大変少ない量でした。


通常、フルーツビールは麦芽量の20~30%程度の果物を使用します。
サンクトガーレンのビールに使っている麦芽量は小瓶330ml換算で約80~90g。
そのため、小瓶1本に対して許される新副原料の量はたったの4~4.5g。
果汁で考えると、小さじ1杯分も許されない量です(小さじ1杯は5g)。

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▲ 湘南ゴールドビールの仕込み風景。手切りのオレンジ生果実をたっぷり投入します。

この5%の数字はどこからきたものなのかを問い合わせたところ"今回の改正は、ベルジャンホワイトなどのオレンジピールやコリアンダーをほんの少し風味付けに使っているようなビールを想定したもので、フルーツビールなど果物をたっぷり使ったものはビール本来の姿から大きくかけ離れているという判断をしている"との回答でした。

実際、財務省の酒税法等の改正の解説にも"新たに拡大された副原料を大量に使用した商品は、ビール本来の姿から大きく乖離することが考えられることから、その使用する副原料の重量の合計は、ビールの必須原料である麦芽の重量の100分の 5 を超えない範囲に限ることとされました(酒法 3 十二)。したがって、この制限を超えて新たな副原料を使用した酒類を製造する場合には、 従来どおり「発泡酒」に分類されることになります。"と記載があります。

ビールと大きくかけ離れる…って、うちの湘南ゴールドとかパイナップルエールとか飲んで言ってるのかな…(心の声)

「使う果物量は多いが、それらは実際には全量がビールに溶け込む訳ではなく発酵終了後に引き上げるため、そういった意味では麦芽量の5%におさまるかもしれない!」と、交渉してみたのですがそれも認められませんでした。

下写真。湘南ゴールド果実の醸造投入前→発酵終了後(これは引き上げるため、重量的には全量がビールになっている訳ではない)

現在サンクトガーレンのフルーツビールのラベルにはこんな表記があります。
「このビールは日本の酒税法には認められていない果物を使用しているのでビールと表記することが出来ません。麦芽率は高いので税率はビールと同じです」

4月からはこの表記を変えないといけません。
日本の酒税法で認められている原料を使っていますが…
使用量が多いとビールと表記できなくて…
でも麦芽率は高いので税率はビールと同じで…

さて、なんてまとめるべきか。



<補足>
サンクトガーレンのビールの中でも4月から発泡酒→ビールに変わるものがあります。
スイートバニラスタウトと、サンクトガーレンさくら、この2つは副原料の範囲が麦芽量の5%以内なので発泡酒→ビールに変わります。

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