サンクトガーレン

2016年12月 6日 (火)

クラフトビールバー密集度日本一!?野毛のクラフトビールイベントに参加してきました<2>

横浜市中区にある「野毛」は桜木町駅のJR根岸線を挟んだ反対側の飲み屋街。
約500と600とも言われる飲食店がひしめきあっているディープな町。

その野毛にクラフトビールに力を入れている店が6軒もあります。
地図を見ると分かるように、全店徒歩圏内という密集具合です。


そのお店の皆さんがヌビチノの加治さんを中心にMultidirection 〜Noge Beer〜として集まり「もっと野毛にクラフトビールを飲みに来てもらおう!」と不定期にイベントなどを開催されています。

週末、そのイベントに参加してきました。
第一部では、その6店のスタッフの皆様にサンクトガーレンについてをお話させて頂きました

第二部では加治さんに案内して頂き、その6店を回りました。
と言いつつ、肝心の加治さんのお店はこのイベントのためにお休みだったので…

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【2】Noge West End(ノゲウエストエンド)
実はこちらも加治さんがオーナーのお店。
5種類のクラフトビール樽生の他、国産シードルがグラスで楽しめます。

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【3】HITUJI
この日は貸し切りだったので、お店の外だけ。
店内で焼き上げるロティサリーチキンと、6種類の樽生クラフトビールが楽しめます。
今、YOKOHAMA XPAが飲めます。
店名のHITUJIは、店主さんが未(ひつじ)年なことに由来。

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【4】ZOO
こちらは満席で入れませんでした。現在アンヘルがつながっています。
1階は完全なバーですが、2階はお座敷席。
店主さんが「オレンジチョコレートスタウトが大好き」とのことで、恐らく1月にはこちらの樽生もつながると思います。

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【5】APOLLO Company (アポロ カンパニー)
ビールタップは4本。1本はエーデルピルスで、3本がゲスト樽で日替わりです。
私たちが伺った際にはアップルシナモンエールと、ゴールデンエールをつなげて下さっていました。

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【6】SakuraTaps
恐らく野毛で1番サンクトガーレンとの遭遇率が高いお店。
現在アンバーエールが飲めます。
少しでもカジュアルにリーズナブルにクラフトビールを楽しめるように、とテーブル席で座って飲むよりカウンターで立って飲むほうがお安い価格設定になっています。
Lサイズなら −200円、Mサイズは −100円、Sサイズは −50円お得。

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さらに野毛には最近もう1軒、アルゼンチンスタイルの肉料理とクラフトビールのお店「花咲 Butchers Store(ハナサキ ブッチャーズストア)」がオープン。

1日でまわるには肝臓がもたないかもしれない街になってきました(笑)。
横浜方面にいらっしゃる際には、ぜひ野毛でクラフトビールを!

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クラフトビールバー密集度日本一!?野毛のクラフトビールイベントに参加してきました<1>

横浜市中区にある「野毛」は桜木町駅のJR根岸線を挟んだ反対側の飲み屋街。
約500と600とも言われる飲食店がひしめきあっているディープな町。

その野毛にクラフトビールに力を入れている店が6軒もあります。
地図を見ると分かるように、全店徒歩圏内という密集具合です。


そのお店の皆さんがヌビチノの加治さんを中心にMultidirection 〜Noge Beer〜として集まり「もっと野毛にクラフトビールを飲みに来てもらおう!」と不定期にイベントなどを開催されています。

週末、そのイベントに参加してきました。

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第一部では、その6店のスタッフの皆様にサンクトガーレンについてをお話させて頂きました。

サンクトガーレンはサンフランシスコで1993年に創業。
もともと飲茶会社をやっていた先代がアメリカで飲んだ1杯のクラフトビール(アンバーエール)に感銘を受け、日本でこんなビールが造りたいと方法を模索。

ところが当時はビール製造の免許の条件に「年間2000KL醸造」というものがあり、それが高い壁となっていた。
年間2000KLとは1日で大瓶8,700本を売らなければいけない計算。

そこで、アメリカではじめた。
今でこそ日本にもアメリカにもクラフトビール会社はたくさんあるが、当時はサンフランシスコにも4つしかクラフトビール会社がなかった。
ゴードン・ビアシュ、サンフランシスコブルーイング、20タンクブルワリー、そしてサンクトガーレン。

現地で販売したほか、日本にも逆輸入して販売した。
ただ、日本ではこんなに香りがあって濃い味のビールはなかった。
ギネスも殆ど入ってきていない時代でそれをどうやって売ろうか、と。

そこで六本木でノンアルコールの醸造をはじめた。
クラフトのノンアルコールビール。これならビール免許は要らないと思って。
そこでビールの造り方を説明しながら販売していった。

その頃、TIMEに載った。
「岩本のアンバーエールを造りたいという夢はかなった。ただし“Not Tokyo”」と日本でビールが造れない状況を皮肉るように結ばれていた。

それがきっかけになり日本の世論が動き、1994年 日本で小規模のビール醸造が出来るようになった。
当時は地ビールと言われていた。

なぜ地ビールという言葉が生まれたか。
恐らく日本経済新聞のインタビューで「地酒のビール版?」と聞かれて「そのようなものです。」と答えたのが始まりだったと思う。

1997年、地ビールブーム到来。サンクトガーレンも日本に工場をつくる。
でも実はビールは出来ても瓶詰め機械がまだ無かった(笑)。
瓶詰め機械がきたのが翌年(笑)。
その時には問屋さんが泊まり込みで本当に瓶詰めが出来るのか、など見に来ていた。
月間500ケース問屋さんが買ってくれた。

質問 「2000年、地ビールが1番悪かったと言われている時代。なぜ地ビールはダメになったか?」

地ビールの味が…という話がよく出るが1番思っているのは瓶詰め技術がプアだったこと。
アメリカでは瓶詰め時には2回の真空状態をつくるプリバックという方式で、90日間もつというのが業界では常識だった。

でもそんなことが出来る機械はまだまだ少なく、日本で行われていた瓶詰めは居酒屋のビールサーバーから瓶に詰めているようなもので、すぐビールがダメになってしまっていたと思う。

あとは1996年に地ビールが解禁して数年間はメディアが一斉に取り上げてくれて、でもそれが無くなったときに業界としてきちんと情報発信が出来ている会社がなかった。
だからどんどん一般の方から忘れ去られてしまった。

そもそもそんなに売れていた訳ではないかも、というのもある。
地ビール解禁した当初は物珍しさもあり、小売チェーン店に一斉にバラ巻かれた。
1店で1ケースとってもらうだけでも相当な量になる。
それで売れているような気になったけど、それで終わり。後が続かない。

そんなことが一斉に起きたのがこの時期だったんじゃないかと。

加治さん「実は地ビール会社の数だけ見ると2003年は300軒のブルワリーがあって1番のピーク、2006年が底。1番少ない」

サンクトガーレンも1度この頃にダメになって醸造免許を失っています。
 →この辺の話に興味のある方はぜひサンクトガーレンの公式サイトの“歴史”を

第2部ではこの6店のお店をまわらせて頂きました。長くなってしまったので次の記事にします。

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2015年7月29日 (水)

県産品が30%OFFになる「ふるさと割」が超お得!サンクトガーレンやベアレンなど地ビールを通販するなら今!

現在、国の地方創生交付金(地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金)を活用し、県が指定する県産品(県内製造事業者により生産・製造された商品等)が30%OFF(一部50%OFFの地域も)で買える“ふるさと割”が各都道府県で実施されています。

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国の交付金を利用したものなので、通常は割引販売が出来ないお店の商品が割引価格で買えたり、食料品では難しい30%OFFという大幅な割引率が適用されるのが見逃せないポイント。

日本各地で造られる地ビールも県産品の1つ。
今回はふるさと割を使って購入出来る地ビール(クラフトビール)を集めてみました。

購入前にクーポンの獲得利用が必要だったり、購入後にアンケートに回答しなければならないなどそれぞれの都道府県ごとに利用条件がありますのでご確認下さい。

ご自分用にも、贈り物にも、帰省土産にもぜひ!


神奈川県 サンクトガーレン 
飲み比べセットの他、一升瓶ビール、ウインナーセットなど12商品が対象。

話題のクラフトビール6種6本飲み比べセット


岩手県 ベアレン醸造所
お中元セットなど20商品が対象。

日本一受賞★本場ドイツ仕込クラフトビール




箱買い!銀河高原ビール 小麦のビール



宇都宮クラフトビール6本セット[夏ギフト/お中元/暑中見舞い/残暑見舞い/敬老]



宮崎県 ひでじビール ペールエール太陽のラガー




ビール以外のふるさと割についての情報はこちらが参考になるかと思います。
ふるさと割で買える全国名産品一覧/都道府県別

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2014年12月11日 (木)

FM yokohama ホズミンが工場のお手伝いにやってきた!

今日はFM yokohama「E-ne! ホズDASH!!」の企画でリポーターのホズミンこと穂積ユタカさんが工場の仕事を手伝いに来てくれました。

まずは、ランチタイムレポートから。
新人ブルワー木水のお弁当チェック!

今日工場では1月9日よりバレンタインシーズンに向けて発売となるチョコビールの1つ「オレンジチョコレートスタウト」の2連続仕込みの日でした。

ちょうど1回目の仕込みが終わったところで、麦芽粕のかき出しのお手伝いをお願いしました。

1回目の醸造が終わった直後のタンクの中は蒸し風呂状態ですが、これが終わらないと2回目の仕込みに入れないので、ホズミンお願いします!

 

その他、ホップを投入してもらったり

麦汁の糖度を測ってもらったり

テイスティングチェック(?)してもらったり

さらには瓶詰めのお手伝いもしてもらいました。

とは言っても、普通の瓶詰めではなく…

年末年始に向けて出荷のピークを迎えている一升瓶ビールの瓶詰めをお願いしました。

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ここで、ホズミンのお手伝い終了。

19~21日には私たちサンクトガーレンも出店する、大さん橋ホールの「Aloha YOKOHAMA」にもいらっしゃるとのこと。

また会場でお会い出来るかな?

ホズミン、1日お疲れ様でした!

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2014年8月12日 (火)

【8月12日はハイジの日】ハイジとサンクトガーレンの関係

ハ(8)イ(1)ジ(2)の語呂合わせから8月12日はアルプスの少女ハイジの日。

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ハイジの舞台はスイス。

スイスにSanktGallenという州があります。
サンクトガーレンの社名はこのSanktGallenにあるSanktGallen修道院から頂いたものです。

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SanktGallen修道院はスイス北東部、コンスタンス(ボーデン)湖に近い都市ザンクト・ガレンSankt Gallenにあったベネディクト会の修道院。

612年アイルランドの隠修士ガルスGallus(550年ころ~627年)によって開かれたのでこの名があります。

8世紀前半、ドイツのオトマールがベネディクトの会則を採用して以来隆盛をみ、多くの文人、学者を輩出して、8~11世紀にかけて中世ヨーロッパの文化の中心的存在でした。


■SaktGallen修道院は世界最古のビール醸造所

SanktGallen修道院は西暦820年にはビール醸造を行っていた記録があり、【世界最古のビール醸造所】と言われています。

サンクトガーレンは日本で最初に地ビールを製造・販売した【元祖地ビール屋】
その元祖の志を忘れないために、この名前を頂きました。

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SanktGallenの読み仮名はザンクト・ガレンが一般的ですが、 当社先代が英語読みしたため「サンクトガーレン」となりました。

このマークは当時修道院でビールを造っていたであろう修道士をイメージしたものです。


■ビールは伝染病から命を守る“神の恵み”として広められた

この時代の生水は不衛生でしたが、水を煮沸して造るビールは安全な飲み物でした。
当時の支配者は、伝染病から命を守る【神の恵み】としてビールを広めました。
だから当時のビール造りは修道院で行われたのです。

SanktGallen修道院では大中小の3つのビール醸造室で3種類のビールが造られていたと記録されています。
(参考「ベルギービールという芸術」田村功、「麦酒伝来」村上 満)

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【1】皇帝や領主用の最高級ビール

一番小さな醸造室では皇帝や領主たちのもてなし用の、アルコール度数が高く麦芽風味の濃厚な高級ビールが造られていました。


【2】修道士の自家消費用の普通ビール

二番目に大きな醸造室では修道士の自家消費用ビールが造られていました。 修道士に断食を強いるレント(四旬節)の期間は、日曜を除く40日の間、飲まず食わずに過ごさなければなりません。ただし、飢えと寒さをしのぐために、ビールを飲むことだけは許されていました。修道士たちにとって、ビールは生命を維持する「液体のパン」であったのです。


【3】巡礼者への施し用の薄いビール

一番大きな醸造室では巡礼者用の無料配布ビールが造られていたと考えられています。 当時修道院は、お金のない巡礼者にとって、無料で泊れる宿舎でした。一夜の宿を求めてやってくるたくさんの巡礼者に対して、食事はもとより、水に代わる安全な飲み物としてビールを提供しなければなりませんでした。 このビールは、最高級ビールを造ったときに出る2番・3番麦汁から造られ、水に近く、ただ喉を潤すだけに造られた低アルコールビールであったと推測されています。


■現在のSanktGallen修道院

1806年修道院は閉鎖され、現在の建築は一部を除き、18世紀に改築されたものです。

現在は修道院としては機能していませんが、大聖堂とそれに隣接する修道院図書館とがユネスコの世界遺産に認定されています。

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2013年12月11日 (水)

1本1000円のビールを売るためのWeb、販促物のデザインを考えてくれるデザイナーさんを募集しています

私たちのようなメーカーの仕事の役割を、ざっくり分けると「つくる人」と「売る人」の2つに集約されるように思います。

今、クラフトビールの業界では「つくる人」にスポットライトが当たっています。

つくり手の顔が見えるのがクラフトビールならではの醍醐味だったりもするので、もちろんそれは悪いことではありません。

でも「つくる」のは人間、「買う」のも人間。
だからこそ「つくる人」と「買う人」をつなぐ「売る人」も大切なのではないでしょうか?

今、クラフトビールを「つくりたい」という人が増えています。

サンクトガーレンの工場スタッフ募集にも驚くほど多くの応募を頂きました。
こちらが圧倒されてしまうくらいの熱い気持ちをもった方ばかり。

そうなると、これからは「売る人」も頑張らなければいけません。
ただ、私たちのような小さな会社は営業スタッフを何人も雇う余裕はありません。

そのため私たちは「買う人」と「売る人」の間にある“商品の魅力を伝える”役割の一端をWebや紙(販促物)に担って欲しいと考えています。

業界にはクラフトビールづくりの先輩がたくさんいます。
教科書となるような本もあります。

一方で、クラフトビールの売り方を教えることの出来る人はまだ少なく、教科書もありません。
そこに「やってやろうじゃないか!」とやりがいを見出して下さる方を強く強く募集します。

例えば、サンクトガーレンには年に1回だけつくる1本<300ml>1000円の超高額ビールがあります。
1本1000円のビールには作り方のマニュアル(レシピ)がありますが、1本1000円のビールの売り方にはマニュアルがありません。

つくり手の想いを考えながら、商品の魅力を理解してもらい、いかに1本1000円のビールを売るか。
その方法を一緒に考えて、Webや、販促物に落し込んで頂ける方を募集しています。

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2013年10月28日 (月)

一升瓶ビール、カタログギフト、今秋も結婚式に人気です。

「ジューンブライド」という言葉がありますが、引出物などは秋のほうが断然ご注文が多く、
梅雨のある日本ではジューンブライドよりオータムブライドのほうが主流なのかもしれません。

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今秋もたくさんのお客様の結婚式にサンクトガーレンをご利用頂いています。
ありがとうございます。

披露宴には一升瓶ビールが人気です

もともと一升瓶ビールは、サンクトガーレンのお客様から「サンクトガーレンのビールが大好きでぜひ結婚式に使いたいと思っていますが、結婚式にはお酌が欠かせないため、もっと大瓶の用意は出来ないでしょうか?」とお問合せを受けたのが開発のきっかけ。

たしかにサンクトガーレンのビールは330mlの小瓶がメインで、1人飲みに最適なサイズ。
お酌には向きません。
という訳で「お酌シーンにふさわしいビールを!」と開発したのが一升瓶ビール。
グラスのサイズにもよりますが1本で5~6杯のお酌が可能。

披露宴の円卓に1本置いておくだけで、場が盛り上がること間違いなし。

ご両親へのプレゼントシーンに、一生と一升を掛けて“一升(一生)分の感謝を込めて”とご利用頂く方も。

幸せな1シーンのお手伝いが出来ると本当に嬉しいです。


また、「カタログギフト」は引出物に人気です。

当日の温度管理や、持ち帰って頂く際の瓶の重さを気にしなくて良いのが魅力。

受け取った方が好きなタイミングで好きなビールを選んでご注文頂けます。

いずれもお熨斗名入れは無料対応です。

ぜひご利用下さい。

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2013年9月26日 (木)

超IPA復活!『ビアラバー集合!秋の「もやしもんエール」大収穫祭』に参加して来ました。

9月18日、新宿ロフトプラスワンで行われた『ビアラバー集合!秋の「もやしもんエール」大収穫祭』に参加して来ました。

少し空いてしまいましたが、その時の様子を。

お世話になります!

会場はご覧の通り満席。

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まずは、湘南ゴールドで乾杯!弊社岩本が音頭をとらせて頂きました。

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イベントは一部・二部に分かれており、一部の登壇は日本ビール文化研究会「びあけん」の主催者、内海 淳さん。

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「瓶ビールの王冠のギザギザは各社統一されているが、それは何個でしょう?」なんていう
びあけんのサンプル問題があったり、

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ちなみに正解は21個。

20個だと外れやすく、22個だと抜きにくく
3の倍数にすることで、力学的に口を締める力が安定する一方
抜栓する際に、その力が力点として集中するため、抜きやすいんだそうです。

ビールについてのお勉強的な内容もあったり、

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瓶・缶ビールをもっと美味しく楽しむための3度注ぎの実演もありました。

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そして第1部終了後の休憩時間に、お待ちかねのもやしもんコラボビール
「超インディア・ペールエール」先行解禁!

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ずらり並ぶオーダー票の束。

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恐らく会場にいたほぼ全員が一斉に超IPAをオーダーしたのではないでしょうか。

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ウインナーなどビールに合うおつまみも続々完売。

そんなこんなで第二部スタート。もやしもん作者の石川先生と弊社岩本の登壇です。

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話は丸ごと1冊がビール特集になっているような「もやしもん8巻」を中心に進みました。

なんでビールを書こうと思ったのか?

ビールってそんなに難しく考えて飲むものでは無いと思うんだけど、
その一方で「ビールとは何ぞや?」と聞かれると答えられない。

それでドイツとか、ベルギーとかビールの国をまわった。
そうするとたまたまドイツがオクトーバーフェストをやっているシーズンだった。

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日本に帰って来たときにお通夜があって、そこで飲んだビールは美味しく無かった。
やっぱりビールは笑顔で飲むほうが美味しいよなぁと思った。

ビール編(8巻)のラストがオクトーバーフェストになることは最初に決定した。

そこで日本のビール会社さんに協力をお願いして…。
そこがサンクトガーレンとの付き合いのはじまり。

オクトーバーフェストの最後のページを書くのは大変だった。
人がたくさんで、ビール会社さんのロゴも全て自分で書いている。
手が痛くて動かなくなるから、コールドスプレーでシューって手を麻痺させて騙し騙し…。

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全てのお話をご紹介することは出来ないのですが、
写真の通り終始笑顔溢れる本当に楽しい会でした。

もやしもん8巻が、結末ありき(オクトーバーフェスト)で書かれたというのは驚きでしたし、
もし先生がドイツをまわった際にオクトーバーフェストをやっていなかったらどうなっていたんだろう…
と考えながら、8巻を読み返すと面白いです。

最後は、先生の手書きサインを掛けたジャンケン大会で〆。

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最後には用意していたビールも全て完売。

ロフトプラスワン史上最もビールの消費量が激しかった会だったそうです(笑)。

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おまけ:会場控室で色紙を書いている先生。

石川先生お絵描き中。今日の最後のジャンケン大会でプレゼントされるそうです!

ご参加頂いた皆様、スタッフの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!

関連情報 
もやしもんコラボビール 超インディア・ペールエール(超IPA)
サンクトガーレン イベントカレンダー

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2013年4月 9日 (火)

新顔イタリアより来たる

今、サンクトガーレンの工場では瓶詰め機の解体作業が着々と進行中。

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長年活躍してくれた瓶詰め機をさらにハイパワーのものに入れ替えるのです。

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瓶詰め機は大きく4つの機械から成っています。

【1】ラベラー 瓶にラベルを貼る機械 ⇒ この機械はこのまま活躍してもらいます

【2】リンサー 瓶の中を洗う機械

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【3】充填機 瓶にビールを充填する機械

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【4】打栓機 瓶に栓を打つ機械

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そして今回イタリアからやってきた新顔は、なんと【2】~【4】までこの1台でOK!

計算上は1時間で2000本詰められるそうで、旧瓶詰め機の2倍(それ以上?)のスピード。

夏のビールシーズンには大活躍してくれることでしょう!

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2013年1月 3日 (木)

サンクトガーレンは今年20周年で、10周年。2013年の個人的な目標など。

2013年、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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サンクトガーレンは今年20周年で10周年。

なんのことやら?という方が多いと思うのですが、それを説明するにはサンクトガーレンのちょっと複雑な歴史を紐解いていきましょう。

お酒を造るには免許が必要です。
サンクトガーレンは 3回 4回(1月5日追記あり)もその免許を取得した珍しいビール会社です。
(普通の会社は1回だと思うので、もしかすると国内最多かもしれませんね)

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1回目のビール醸造免許取得はアメリカ、サンフランシスコで。

その当時、日本でビールの醸造免許を取得するには年間2,000KLのビールを造って、売る必要がありました。
簡単に言えば、年間2,000KL分のビール酒税を納められればビール造ってもいいよ、ということ。

2,000KL。
ピンと来ないと思いますが、大瓶換算で1日で8,700本のビールを造って、売らなければいけない計算。

小さな会社には到底無理な数字。
つまり、当時日本では小規模のビール醸造が許されていませんでした。

だからサンクトガーレンはアメリカで免許を取って、造って、日本に逆輸入して販売。

その免許を取得したのが1993年。今年で20周年という訳です。

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日本人がアメリカでビールの醸造免許を取得してビール造りをはじめたニュースはTIMEやNEWSWEEKで話題となります。

「なぜ日本人がアメリカでビール造りをはじめたのか?」
「それは日本でビールが造れないからだ」
この問答は日本の産業規制の象徴として取り上げられるようになります。

このニュースは次第に日本のメディアでも話題に。

世論は次第に“日本人がアメリカでビール造りをせざるを得なかった”状況に疑問を呈しはじめます。

そして1994年。
産業規制緩和の目玉の1つとしてビール醸造免許取得のための基準が大きく緩和されます。
これがいわゆる「地ビール解禁」。

サンクトガーレンがサンフランシスコでビール醸造を開始した翌1994年のことでした。

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日本で小規模ビールが造れるようになったと言っても、サンクトガーレンはサンフランシスコで醸造をはじめたばかり。
すぐに日本に工場を、という訳にはいきませんでした。

でも、サンクトガーレンがビール造りをはじめたきっかけは「日本にエールビールを」この1点に尽きます。
日本でビールが造れるなら、日本で造ったほうが良いに決まっているのです。

満を持して1997年。サンクトガーレンは厚木に工場を設立し、ビール醸造免許を取得。

本格的に国内でのビール醸造を開始します。

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当初、サンクトガーレンは会社ではありませんでした。

サンクトガーレン事業部。飲茶会社の事業部の1つでした。

2001年会社全体の経営の行き詰まりにより、ビール醸造免許の更新ができなくなります。

ビールの醸造免許を保持するということは、ビール酒税を滞りなく納める能力があるかどうか、ということがとても重要です。
(その能力が無いと見なされれば、最悪免許が更新出来ないこともあるのです)

当時は地ビールブームの終焉もあり「ビールなんて儲からない。もう止めたほうがいい」という周囲の反対を押し切り、岩本(現サンクトガーレン社長)は1人でサンクトガーレン有限会社を設立。

それが2003年。3回目4回目(1月5日追記あり)のビール醸造免許取得、今年で10周年です。

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お陰様でサンクトガーレン有限会社になってからは経営も安定。

この6年で売上は10倍に伸びました。

サンクトガーレンには営業がいません。
この売上規模で営業がいない会社というのは相当珍しいのではないか、と驚かれます。

私たちが成長を続けられていけるのは、サンクトガーレンを支えて下さっている皆様のお陰に他なりません。

本当にいつも有難うございます。
そして、今年も宜しくお願いいます。

ちなみに免許は更新の必要が無い「永久免許」に切り替わっているため、これ以上の醸造免許取得は無いと思います(笑)。

※1月5日追記:サンクトガーレンの免許取得は4回でした。
地ビール解禁後の1995年。六本木の飲茶店(直営店)で醸造免許を取得し、そこに小さな醸造設備を入れてビールを造っていました。
今話題のブルーパブです。
ビールの免許は会社ではなく、場所におります。
そのため六本木の店で免許を取得していても、1997年厚木に工場を造る際には改めて免許を取得しています。
ちなみに六本木のそのお店は立ち退きで96年に無くなり、現在は六本木ヒルズになっています。


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2013年の個人的な目標は「今年も何か1つ新しいことを」です。

「毎年何か最低1つ、新しいことをやる」というのは個人的にずーっと持っている&実現している目標です。

それは新商品の発売だったり、頒布会のような新しい仕組みだったり。

その年だけで終わるものではなく、
その年にスタートして翌年からもずっと積み重ねていけるものに育てるところまで。

2006年から見ると、こんな感じです。

2006年 インペリアルチョコレートスタウトバーレイワイン「ディアブロ」発売
2007年 黒糖スイートスタウトスイートバニラスタウトアップルシナモンエール発売
2008年 頒布会スタート。湘南ゴールドYOKOHAMA XPA発売
2009年 オレンジチョコレートスタウト一升瓶ビール・感謝の生発売 
2010年 エイプリルフール参戦「とりあえずビール」発売 工場移転
2011年 パイナップルエール発売
2012年 ウィートワイン「アンヘル」発売
2013年 今年!

売上が伴わなかったり、現場が大変過ぎて無くなったものもあるのですが、
毎年最低1個は何かしら残って、今もなお続いています。

それを今年も1個以上実現したい、と思っています。

あと、今年はもう少しだけ積極的に動こうかな、と。

サンクトガーレンは商売がうまい、とよく言われます。

パークブリュワリーとか、もやしもんビールとか、ベルマーレビールとか、後は百貨店さんに積極的に出店したりとか、がそう見えるのかな?

でも実は、サンクトガーレンから積極的に営業して何かがはじまったものって殆ど無いんです。

頂いたお話を前のめりに受けていたらこうなった、というのが正直なところ。

もちろん頂いたお話に言いなりではなく、自分達の意見を重ねて形にしている訳ですが。

でも今年は自分からも動いてみようかな、と。

一緒にお仕事してみたいとこにラブコールを自分から送ってみようかな、と考えています。

もちろん、面白いお話を頂くのも変わらず大歓迎です。

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そんなこんなで2013年、皆様にとっても幸多き1年となりますように。

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