“超私的”ビール解説

「苦い」を「うまい」と感じるか?

「ビールは苦いbearing」誰もがビールを最初に飲んだ時の正直な感想ではないでしょうか?

「ビールが嫌い」という人は、たいてい「あの苦味が嫌」と言います。
(ちなみに、ビールの嫌われる要因の第1位は苦味、第2位は炭酸です)

実は苦味って嫌われて当然なんです。

味覚は大きく分けると、甘味・辛味・酸味・苦味・うま味の5種類に分けられます。
その中で、酸味と苦味は人間が本能的に避ける味とされています。

古来より酸味は腐敗した食物の味、苦味は毒の味とされており、「食べたら危険」というシグナルが刷り込まれているらしいのです。
特に、子供はそれらの反応が正直です。おもちゃの細かい部品(飲みこんだら危険)に、苦味成分が塗られているというのは有名な話。

もし、人間が生まれながらに酸味や苦味を「美味しい」と感じる体質だと、腐ったもの、毒物でも平気で食べてしまって危険ですよね。

では、なぜ私たちは「ビールを美味しい!」と感じるようになったのか?

それについて、料理通信のブログで原稿を書きました。
興味のある方はつづきを読んでみて下さい>>>ランキングもね

http://trippa.cocolog-nifty.com/ambassador/2008/07/index.html#entry-52870732

料理通信のアンバサダーとして、毎月1回ブログを書いています。
第1回の記事 「モルトの高騰より深刻なこと」 はこちらより▼
http://sweetsbeer.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_68ea.html

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今日はひたすら・・・

YOKOHAMA XPAの瓶詰め!

サンクトガーレンの瓶詰め機はビールを詰める前にプシュー、プシューっと2回深呼吸します。

これは“ダブルプリバックシステム”の瓶詰め機を使用しているためで、瓶詰め前にプシュー、プシューっと瓶内に2回真空状態をつくります。
これで、瓶内をほぼ無酸素の状態にし、ビールの劣化の原因の1つである“酸素”を極力取り除きます。
このシステムはかなり高価なため、地ビール業界内でこのシステムを使っているところはそう多くありません。

ただ、ビールそのものの中にもわずかながら酸素が含まれているため、完全な無酸素状態でお届け!とまではいかないのです。。。。

Dsc01422

瓶詰めー。

Dsc01416

サンクトガーレンではフレッシュローテーションを保つため、少量をこまめに瓶詰めしています。

flairサンクトガーレンが工場から出荷するビールは、瓶詰め3日以内のものです
flairほとんどのお取り扱い店へは工場からチルド直送しています
 (極力、問屋倉庫を経由しない)

基本的に大部分のビールはタンクから出た時点から“劣化”と闘わなくてはいけません。
もちろん、大手メーカーの缶ビールも瓶ビールも例外ではありません。
だからタンクからお客様にお届けできるまでの時間を短くできるよう、出来得る限りの努力をしていきたいと思っています!

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モルト高騰より深刻なこと

今年2月からはじまった大手ビールの値上げ。ビールシーズンの到来とともに、その話題をマスコミで目にすることも増えました。ビールの値上げの大きな要因とされているのが、ビールの主原料である麦芽(モルト)の高騰。バイオ燃料ブームで大麦からトウモロコシへの転作が進み、大麦が圧倒的な品薄状態なのです。モルトの種類にもよりますが、前年比2倍にまで跳ね上がっているものもあります!

これがモルト▼
Photo

しかし、私たち地ビール会社にとって深刻なのはモルトの高騰よりも・・・>>>ランキング

つづきはこちらで▼
http://trippa.cocolog-nifty.com/ambassador/2008/06/post_a1c0.html
(料理通信のアンバサダーとして原稿を書かせて頂きました)

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「なんだ、発泡酒か」と言わないで

先ほどの日記に引き続き、チョコビールのバニラの方「スイートバニラスタウト」のお話。

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残念なことに、先ほど紹介したバニラ(スパイスの1種に分類されます)、日本の酒税法ではビールの原料として認められていないんです。バニラの他、シナモンもクローブもスパイスはぜーんぶです。
日本の酒税法でビールの原料として認められているのは「麦芽、ホップ、米、とうもろこし、でんぷん等」。これ以外の原料を使うと、「発泡酒」となります。

だから、「スイートバニラスタウト」は、麦・麦芽100%であるにも関わらず「発泡酒」という表記になってしまいます。でも、麦・麦芽率は100%なので、税率はビールと同じなんです。
多くの方が想像する発泡酒は、麦芽率が低い→税率が低い→価格が安い、いわゆる“節税型発泡酒”だと思うのですが、麦芽率が高くても「発泡酒」と分類されてしまう場合があるのです。

だから「なーんだ、発泡酒か」なんて思わないでくださいね。

他に、果物も全てビールの原料としては認められていないので、フルーツビールも全て「発泡酒」表記になります。極端な話「プレミアムモルツ」にシナモン1粒・オレンジ果汁を1滴加えただけで、それはもう「発泡酒」「なんです。

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ビアテイスター


今週末、ビアテイスターの試験が行われますね。
私も3年前(だったかな・・・)にビアテイスターの資格を取得しています。
受ける方、がんばって下さい。

■ビアテイスターについて

 “ビール = 日本の大手メーカーのビール”と思っている方は多いと思いますが、ビールのスタイル(種類)でみるとそのほとんどは「ピルスナー」という同じ種類に属します。そのため、現在世界には約85種類ものビールがあるのに、多くの日本人は「ピルスナー」以外のビールに馴染みがありません。

 1994年の【地ビール解禁】以降、地ビール会社は各地で大手がつくっていないような様々なスタイルのビールをたくさん世に送り出しています。そのため、それぞれのスタイルの正しい知識、評価が出来る人材の育成を目的として1995年に日本地ビール協会が「ビアテイスター」の認定講習会を立ち上げました。

 ビールはそれぞれスタイルによって見た目、香り、味が異なります。その基準は「ビア・スタイル・ガイドライン」に定められており、ビアテイスターはそこに定められているそれぞれのスタイルの大まかな特徴を把握することが求められます。


■大手メーカービールと地ビールの比較  ~ビア・スタイル・ガイドライン一部抜粋~

●ピルスナー ・・・ 日本の大手メーカーのほとんどのビール
ほとんどのビール色合いは、麦わら色からゴールドの範囲。ボディはミディアム。米、コーン、小麦、その他の穀類や糖類などの副原料が使われることが多い。苦味は、低レベルから中レベルの範囲。ホップの香りは弱い。モルトの香り、甘味が感じられるのはいいが、目立ってはならない。

アルコール度数:4~5%
ビタネス・ユニット:17~30 IBU  
※苦味の単位。大きいほど苦い
色度数:3~4 SRM   ※色の濃淡の基準。数値が大きいほど色が濃い

●ペールエール ・・・ 地ビールに多いスタイル
色合いは、ゴールドからライト・カッパー(薄い銅色)の範囲内にあること。ボディはミディアム。この種類の大きな特徴は、ホップの香りが著しく際立ち、苦味も際立っていること。モルトの香り、甘味は低レベルでなければならない。

アルコール度数:4.5~5.5%
ビタネス・ユニット:20~40 IBU
色度数:4~11 SRM 
_____________

 地ビールに多く見られる「ペールエール」というスタイルは、日本の大手メーカーの造るビールよりも総じて、アルコールが若干高く、苦味も強く、色も濃いことがわかります。
よく「地ビールは味が濃い」と言われるのはこのためでしょうね。

 私たち、ビアテイスターは1人でも多くの人に「ピルスナー」=ビール という固定観念を捨て、多種多様なビールが存在することを知ってほしいと願い活動をしています。しかし、それは決して大手メーカーのビールを否定するものではありません。

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ヴァイツェンの香りが変わる発酵温度の境目☆地ビール会社の広報による“超私的”ビール解説

昨日の日記で“ヴァイツェンは発酵温度によって香りが2つに分かれる”と書きました。

①比較的高い温度で発酵させ“バナナ香”を強調したヴァイツェン

②比較的低い温度で発酵させ“エステル香”を強調したヴァイツェン

温度については曖昧な書き方をしましたが、「○度以上より高温発酵だとバナナ香、○度以下発酵だとエステル香」ってその“境目の温度”が実は明らかになっています。

さて、その温度とは?>>>>>>>ランキング










秘密です。ごめんなさい。

余談ですが、とある大手メーカーが小麦ビールを造る際に、その“境目の温度”についての知識がなく、発酵温度を1度づつ上げて香りの変化の実験をしたそうです。

ビールって奥が深いですね。

さて、今日も「横浜オクトーバーフェスト」です。
天気悪いですが、平日ですが、そんなの関係ね~♪
遊びに来て下さ~い。

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ヴァイツェンのフルーティーな香りの秘密☆地ビール会社の広報による“超私的”ビール解説

ヴァイツェンの特徴の1つが「これがビール?」と思うほどのフルーティーな香り!
(ヴァイツェンってどんなビール?という人はこちらの解説を>>>Click

フルーティーな香りとひとくくりにされていますが、実はその香りはバナナ香とエステル香の2種に大きく分けられます。
どちらの香りが強くなっているかは発酵の際の温度が関係しています。

①バナナの香が特徴のヴァイツェン
これはもう解説の必要もなく、本当に〝バナナ〟の香りです(笑)。
バナナの香りを出すためには、比較的高い温度で発酵させます。
現在日本の地ビールメーカーが造るヴァイツェンはこちらが主流です。

②エステル香が特徴のヴァイツェン
エステルの香り・・・青りんごや、洋なしに例えられます(若干のバナナ香もともなう)。
トップがエステルの香りで、飲んだあと鼻にクローブの香りが抜けるものが秀逸です。
比較的低い温度で発酵させると、エステル香が特徴のヴァイツェンになります。
サンクトガーレンのヴァイツェンはこちらです。


よくヴァイツェンの解説で“バナナやクローブを思わせるフルーティーな香り”となっているものがありますが、これは上記のことを理解しているのかちょっと怪しい。。。
(もちろんヴァイツェンというビールのスタイルを解説するときにそうなってしまうのは仕方ありませんが、ある1銘柄のヴァイツェンをこう解説しているとなると。。。もちろん、本当に中間の温度で発酵させてバナナ&クローブがきちんと出ているヴァイツェンもあるにはあります。)

また、現在日本ではバナナ香のヴァイツェンが主流なので“バナナの香りが弱い=不出来なヴァイツェン”と思う人がいますが、それは間違いです。

ヴァイツェンを飲むときには、それがどちらのタイプなのか、その理由までわかって飲むとまた違った楽しみ方ができるかもしれませんね♪


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ヴァイツェンってどんなビール?☆地ビール会社の広報による“超私的”ビール解説

地ビール会社広報による“超私的”ビール解説

■ヴァイツェンってどんなビール?

ドイツ語で小麦の意味。その名の通り小麦麦芽を使用したビールです。通常ビールは大麦麦芽で造られますが、ヴァイツェンはその半分に小麦麦芽を使用しています。

ちなみに、同じ小麦ビールで「ヴァイス」があります。その違いは以下の通り。
ヴァイツェン・・・「小麦」と言う意味 。小麦麦芽の割合が50%以上である事が必要
ヴァイス・・・「白」と言う意味 。ヴァイスの小麦麦芽比率は、一般に30%~50%

※サンクトガーレンが横浜オクトーバーフェスト限定で造ったヴァイツェンの小麦麦芽比率は52%です。

ヴァイツェンの見た目はやや濁った(白濁した)黄金色。その見た目から“白ビール”とも言われます。真綿のようにもこもこと盛り上がる泡もヴァイツェンの特徴の1つです。(小麦は大麦よりたんぱく質が多いため、ビールの泡立ち、泡持ちがとても良いのです。)

そのフルーティーな香りは「これがビール?」と驚くほど。
“ビールは液体のパン”という言葉があるように、とろっと濃厚で食べるように飲むビールです。(お腹にたまる感じが嫌、という男性もたまにいます。私は全然平気ですが。笑)

ビール特有の苦味は皆無で、軽い酸味を伴うものもあります
ビールの苦味が嫌い、という人には特におススメ。
実は私が個人的に1番好きなスタイルのビールです。

ヴァイツェンの仲間たち
ヘーフェヴァイツェン・・・いわゆる普通のヴァイツェン。無ろ過(酵母入り)。
クリスタルヴァイツェン・・・ヘーフェヴァイツェンをろ過したもの。こちらは白濁せず、透き通っています。
デュンケルヴァイツェン・・・黒ヴァイツェン。
ヴァイツェンボック・・・ヴァイツェンよりもアルコールが強く、ボディが強い(濃厚)。

さらに
ちょっとマニアックなお話をすると、ヴァイツェンはヴァイツェン酵母から造られますが、小麦麦芽を使用しエール(上面発酵)酵母を使って造ったビールを「ウィートエール」と言います。

サンクトガーレンではこのウィートエールを2006年初夏の季節限定で発売しました。
今年は残念ながら醸造予定はないのですが、各方面より復活要望を頂いているので来年は・・・。前向きに検討します。


ヴァイツェンのフルーティーな香りの秘密をこちらで解説>>>Click
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黒ビールは冷やすか、ぬるめか?☆地ビール会社の広報による“超私的”地ビール解説

最近、スーパーでも普通に黒ビールを見かけるようになりましたね。
mixiの某コミュニティで「黒ビールは冷やしたほうが美味しいか、ぬるめのほうが美味しいか議論になっていました」。

黒ビール、と一括りにされていますが、、、、ランキング
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地ビール会社の広報による“超私的”ビール解説

■黒ビール

黒ビールには超大ざっぱに言って、2つのタイプがあります。

★1つは下面発酵で造られるラガーの黒「シュバルツ」です。
大手メーカーさんの造っている黒ビールはこちらが多いです。
すきっと、きりっとしたドライな黒ビールで
大人の麦茶といった感じです(うまい表現が見つかりませんが・・・)
こちらは冷やして飲むほうが美味しいと、私は思います。

★もう1つは上面発酵で造られるエールの黒「スタウト」です。
まったりとコクがあるものが多く、ビターチョコやコーヒーのような風味が楽しめます。

ギネスはこちらのタイプです。
こちらは若干ぬるめのほうが風味豊かです。


また、スタウトは普通の(金色の)ビールのような苦みではなく、
コーヒーのような焦げ香ばしい苦みのほうが強いです。

なので
ビールの苦みはダメだけど、コーヒーの苦みはOKという方にはぜひ試してほしいスタイルです。ちなみに私もビールの苦みが苦手ですが、コーヒーは超苦いエスプレッソが好きな奴なので、スタウト好きです。

ちなみに
サンクトガーレンでは普通のスタウトは造っていませんが、
スタウトをもっと柔らかくした「ブラウンポーター」という黒ビールを造っています。
スタウトが男性的なら、ブラウンポーターは女性的といった感じでしょうか。

さらに
スタウトのアルコール・コクをもっと強くしたのが「フォーリンスタウト」、
さらにアルコール・コクを強くしたスタウトの王様が「インペリアルスタウト」です。

残念ながらフォーリンスタウトはあまり市場に出回っていませんが、サンクトガーレンのスイーツビール(黒糖スイートスタウト、スイートバニラスタウト)のベースとなっているのは、このフォーリンスタウトです。

インペリアルスタウトは日本の地ビールメーカーさんで冬季限定で造っているところが多くあります。うちの「インペリアルチョコレートスタウト」も、スタイルでいうとインペリアルスタウトです。インペリアルスタウトでも、特にチョコレート風味を強調して造っています。

この子は毎年バレンタイン時期限定で発売しています(発売時期は1月18日前後)。毎年瞬時に完売する(昨年は2万本が1日半で完売)ので、確実に手に入れるためにはメルマガに登録をお願いしています。優先的に先行予約を受け付けています。

なんだか最後は宣伝みたいになってしまいましたが、この解説がお役に立ったという方は1クリックお願いします>>>酒ブログランキング

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